くらし 議会のおしらせ(令和6年12月1日 No.230)(4)

■2つの100条委員会が設置されました
◆議員提出議案第45号 情報公開請求に係る個人情報漏えいの調査に関する決議について
提出者:香月(賛成者:柿田、榊原、石松、小林)
概要:令和3年6月にインターネットメディア、ニュースサイトハンターの記者が、田川市に対し、市長選挙における選挙運動費用収支報告書等や一般廃棄物(ごみ)収集運搬業務委託事業者選定に関する資料等について情報開示請求を行った。その後、当時の総務大臣秘書から電話があり、当該請求の取り下げを求められたため、記者は、情報開示請求に係る個人情報が本市から外部に伝わったとして、本市に対し損害賠償を求める訴えを行った。市は情報漏えいがあった可能性が否定できないことを認めて和解した。
情報開示請求をした人の個人情報が漏えいしたということは、情報公開制度の根幹を揺るがす重大な事態である。今後の再発防止のため、徹底した調査が必要である。

《賛成》
・市は情報漏えいがあった可能性が否定できないことを認めて和解したが、関係職員等への内部調査では全員が情報漏えいを否定した。今回の情報漏えいのようなことが平然と行われたのであれば、怖くて誰も情報開示請求ができなくなる。徹底した調査が必要である。(石松議員)
・和解したから終わりではない。市に情報開示請求をしたら、どこの誰に漏れるか分からないというレッテルを張られ、市民からの信用・信頼は失墜している。しっかりと調査し、再発防止に努めるべきである。(榊原議員)

《反対》
・本件はすでに当事者間で和解が成立し、今後同様のことが生じないよう情報管理を徹底すると発表している。また、2度にわたる内部調査においても情報漏えいは確認できなかったことについて、150万円もの費用を充てて調査することに疑問を感じる。(尾﨑議員)
・改めて調査を行うことにより、和解内容と事実認定の矛盾が生じるなど、和解の目的を阻害する可能性がある。また、証拠開示や証人喚問など、職員や関係者に与える負担も大きく、調査の費用対効果も期待できない。(永松議員)

委員長:香月
副委員長:辻

《賛成多数により可決》
情報公開請求に係る個人情報漏えいに関する調査特別委員会を設置
※議員ごとの賛否は議会のおしらせ(令和6年12月1日 No.230)3ページに記載しています。

◆議員提出議案第46号 指名競争入札による建設工事発注の調査に関する決議について
提出者:榊原(賛成者:柿田、村吉、石松、小林)
※村吉議員の「吉」は環境依存文字のため、常用漢字に置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
概要:令和元年度の建設工事の指名競争入札において、選挙で当時の市長を応援しなかった業者が恣意的に指名外しや指名回避などの不利な取り扱いを受けた疑いが浮上している。これは市政の公平性、中立性、透明性を損ない、市民の信頼を根底から揺るがす極めて深刻な違法行為である。
今後の再発防止策を提案するとともに市民に対して説明責任を果たすため、本件について調査特別委員会で徹底的に調査する必要がある。

《賛成》
・本件は行政の信頼を著しく損なうものである。公平性、中立性、透明性の確保と再発防止の検討のため調査の必要性はきわめて高い。(梶原議員)
・本件は終わったことでは済まされない。不正がどのように行われたかを明らかにし、二度と同じことを繰り返さないために徹底した調査が必要である。(香月議員)
・今回示された事実は氷山の一角ではないかと考えている。掘り下げて調査を行うことで明らかになることもあると考える。また、再発防止のためにも十分な調査が必要である。(佐藤議員)

《反対》
・調査範囲を絞れておらず、また、議員全員を委員とする委員会での審査は非効率である。(尾﨑議員)
・執行部における不適正な事務処理に関することであるため、執行部の内部調査によって真相を究明するべきである。執行部において特命調査を行っており、その結果を受けての今後の対応が示されていない中、議会で改めて調査を行うための特別委員会を立ち上げるのは時期尚早である。(永松議員)

委員長:佐藤
副委員長:辻

《賛成多数により可決》
指名競争入札による建設工事発注に関する調査特別委員会を設置
※議員ごとの賛否は議会のおしらせ(令和6年12月1日 No.230)3ページに記載しています。

[ことばの説明]「100条委員会」
地方自治体の事務に関する調査を行うことができる委員会のことで、地方自治法第100条に定められているため、「100条委員会」と言います。設置するには、議会の過半数の賛成が必要です。
市職員のほか、外部の関係人の出頭や証言、記録の提出を求めることもできる強い調査権を持っています。これらの請求に正当な理由なく応じない場合は、罰則規定があります。