- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県八女市
- 広報紙名 : 広報八女 2025年9月1日号
■国指定重要無形民俗文化財「八女福島の燈籠人形」
八女福島の燈籠人形は、延亨元年(1744)の放生会に人形の燈籠が奉納されたのが始まりと言われています。その後、明和9年(1772)に初めて人形が動くようになりました。
舞台の左右の楽屋から繰り出す9本の長い棒と舞台下からの操作で人形を操ります。戦前までは氏子11町内の当番制で奉納上演していましたが、現在は福島校区23町内で保存会を結成し受け継いでいます。昭和52年には、国の重要無形民俗文化財に指定されました。
■今年の芸題
「春景色筑紫潟名島詣(はるげしきちくしがたなじまもうで)」
《あらすじ》
弁財天を厚く信仰する大名一行が従者を引きつれ、筑前・名島神社に詣でました。筑紫の潟は、やわらかな春風が差し込み、帆をあげた小舟はのどかに行き交い、その帆影は春の波間に漂っています。筑紫の国は春たけなわです。門前の茶店で盃を傾けていた大名一行は、春の情景に酔いしれ思わず盃が進み、いつのまにかまどろむのでした。(夢の中…、)
衣をまとった舞姫姿の弁財天が側近である十五童子のひとり金財童子を連れだち現れます。愛宕の宮、筥崎八幡あるいは千代松原…。最後に名島の社に舞い降りて周囲に桜吹雪が舞い散るなか、弁財天と金財童子は、心ゆくまで社前で舞い遊びました
会場:福島八幡宮境内
公演日時:
『口開け公演』9月20日(土)20時~
『本公演』9月21日(日)、22日(月)、23日(火・祝)
(1)13時30分~
(2)15時~
(3)16時30分~
(4)19時~
(5)20時30分~
主催:八女福島の燈籠人形保存会
問い合わせ:文化振興課
【電話】23-1982
■八女福島町家散策ツアー
普段なかなか見られない町家や燈籠人形屋台のバックヤードをご案内します。
日時:9月21日(日)・23日(火・祝)13時30分集合受付(所要時間:約2時間30分)
集合場所:八女ふるさと塾本部(福島八幡宮入り口北側の高橋宏家)
料金:大人1,000円(小学生以下無料)
定員:各回先着15人程度
申込方法:電話
問い合わせ先:八女ふるさと塾中島
【電話】090-8917-8208