子育て ヘルスケア・トピックス☆こどものイヤイヤ期

1歳半を過ぎると、誰にでもやってくる「イヤイヤ期」。こどもが「イヤ!」と主張できるようになるのは、健全な成長の証でもありますが、ついつい叱りすぎて落ち込むこともあるかもしれません。今回はそんなイヤイヤ期とうまく付き合うコツを紹介します。

◆Check! 「イヤイヤ期」なぜ起こる?
感情をつかさどる脳の前頭前野が未熟で我慢することが難しかったり、気持ちをうまく表現できなかったりします。こども自身も「自分で!」と思いながらも、うまくいかないために葛藤をしています。あの手この手で対処をすることは甘やかしではなく、こども自身が気持ちの切り替えを学ぶために必要なサポートです。

◆Point どんなふうに対応する?
▽「イヤ!」が始まった時
・共感する。「○○したかったんだね」
・選択肢を与える。「〇と〇、どっちにする?」
・プライドをくすぐって誘導する。「〇〇できたらかっこいいなー」
・あらかじめルールを伝え、約束をする。「お菓子は1つね」
・見通しを伝える。「〇〇になったら〇〇しようね」
・できない時はできない理由を伝える。脅し・否定・命令をしない。
・興味を他のものに変える、遊びへ移行する。

▽「自分で!」が始まった時
・なるべく「自分でしたい」を見守りながら気の済むまでさせてあげる。

▽興奮してしまった時
・真面目に向き合いすぎず、ただ受け止める。
・落ち着いた頃合いを見計らってから立て直しをする。

▽叱りがちな時期だからこそ・・・
・たくさん褒めてたくさん抱きしめて、スキンシップをはかりましょう。
・親子でたくさん遊んでたくさん心を満たしてあげましょう。
・生活リズムを整えて、睡眠をしっかり取りましょう。
・大人も気分転換をはかりましょう。

イヤイヤ期はお子さんによって程度も時期もさまざまです。毎日の終わりがみえないイヤイヤに、疲れてしまうこともあるとも思います。完璧を目指さず、上手に息抜きをしながら溜め込まないように心がけましょう。たくさん周囲を頼って一緒に協力してもらいましょう。
行き詰まったときは、ぜひこども家庭センターへご相談ください。お子さんにあった関わり方を一緒に考えましょう。

問い合わせ:子育て支援課こども家庭係
【電話】24-8282