くらし 【決算特集】お金の主な使い道編

令和6年度は「令和の都だざいふ課題解決予算」に沿って、次のような事業を行いました。

■危機管理の徹底強化
これからの時代は、常に災害や犯罪などの危機があると認識し、市民や観光客などの生命財産を守るために体制整備・訓練・情報発信などを強化していきます。

▽地震災害をはじめとした災害対応パッケージ
●観光案内所周辺に観光・防災情報発信用電光掲示板の設置
第3の戦略:2,516万円
・観光客の分散・周遊を図るとともに、気象情報・緊急災害情報を5言語で表示することが可能なタッチパネル式デジタルサイネージを太宰府市観光案内所及び太宰府館に設置。
・太宰府ブランド創造協議会の中に、オーバーツーリズム対策部会を設置。観光客のマナー啓発リーフレット・動画を作成。
・ツーリストシップに関するセミナー・ワークショップを開催し、持続可能な観光について議論。

●防災備蓄機能の強化
第2の戦略:3,161万円
・大規模災害を見据えて、防災備蓄品を計画的に購入。能登半島地震での課題でもあったトイレ不足に対応すべく、簡易トイレを購入。

●ワンコイン浸水センサ実証実験
第2の戦略:117万円
・市内7カ所のアンダーパスと高雄中央通りに浸水センサを設置。
・リアルタイムに浸水状況を把握、迅速に対応する実証実験を実施。

■子どもまんなかの施策展開
子どもを令和の都だざいふの宝としてまんなかに位置付け、いきることをサポートし、すくすくのびのびと成長できるよう、更なる居場所や出番づくりなど子ども施策を推進していきます。

▽給食パッケージ
●小・中学校給食費の助成
第2の戦略:10,852万円
・子どもが安心して栄養バランスのとれた食事を摂れるよう小・中学校給食費を3割程度助成。

▽ひきこもり・不登校等対策パッケージ
●地域の居場所づくり推進事業
第2の戦略:40万円
・地域の人が気軽に安心して参加できるコミュニティ食堂を開催する団体に助成。
・コミュニティ食堂に合わせて地区公民館で市の事業を実施、地域コミュニティの活性化を推進。

●不登校児童生徒支援の推進
第2の戦略:8,303万円
・サポートティーチャー(ST)とスクールソーシャルワーカー(SSW)を増員。
・県内初となる全市立小・中学校にサポートルームを設置、子どもが安心して過ごせる居場所を確保。

▽世界に羽ばたく人材育成パッケージ
●学生まちづくり課題解決プロジェクト
第1の戦略:229万円
・小学校から大学までの児童生徒・学生からの提案を受け、まちづくりに反映するプロジェクトを新設。

●九州国立博物館ツアーズ
第2の戦略:246万円
・市立小・中学校の児童生徒が九州国立博物館の特別展を観覧。グローバルな視点をもった子どもを育成。

●小中学校屋内運動場空調設備整備事業(設計業務委託)
第2の戦略:2,915万円
・小学校6校および中学校3校の屋内運動場に空調設備を整備するための設計を実施。

■市民と交流人口・関係人口の相互発展
住まう人も訪れる人もともに慶び合えるまちとして、交流人口・関係人口からの経済税収効果を飛躍的に高め、市民メリットを体感できる仕組みを創ることを目指します。

▽交流人口・関係人口による経済税収効果パッケージ
●令和改元5年記念
第3の戦略:4,349万円
・「令和の都だざいふ」の魅力を市民や本市を訪れる観光客に伝えることを目的に、大伴旅人・家持親子像及び大伴旅人博多人形の制作等を含む「令和改元5年記念事業」を実施。
・令和、万葉に関する研究・情報発信に取り組むため(仮称)令和万葉館の設置について、調査研究を実施。

●観光回遊ルートの拡充
第1の戦略:466万円
・日本の歴史や文化、自然、生活様式といった地域資源を生かしたインバウンド向け体験メニューを造成。

▽オーバーツーリズム対策パッケージ
●交通情報案内システムの充実
第4の戦略:556万円
・市内の駐車場や主要交差点の混雑状況を配信し、来訪の分散化と公共交通機関への交通手段の利用転換を促進。
・駐車場満空情報の自動判定化のためにシステムを構築。

■新しい公共をテーマとした仕組みづくり
自治会、関係機関、各分野の団体などと、防災や福祉、教育などさまざまなニーズや課題を持ち寄り、対話を重ね、役割を明確にし、課題解決を図る仕組みづくりを目指します。

▽新しい公共の仕組みづくりパッケージ
●地域コミュニティの活性化
第4の戦略:6,640万円
・地域のリーダー的人材を育成、区自治会を支援。

●子宮頸がん・乳がん個別検診事業
第2の戦略:1,597万円
・集団検診と個別検診を実施、受診しやすい環境を整備。

●地球温暖化対策の推進
第4の戦略:3,707万円
・省エネ住宅・住宅用再生可能エネルギー発電などの設備・次世代自動車導入の補助を拡充。

■歳出入一体改革の推進
多様化し拡大する市民ニーズに応えつつ、持続可能な行財政運営を堅持するため、複数の事業を組織横断的に取り組み、歳出入一体改革を図ります。

▽歳出入一体改革パッケージ
●民間プールなどを活用した水泳授業委託
第2の戦略:2,386万円
・水泳授業を委託する学校を増やし、効果的・効率的な授業を実施。

●太宰府館の活用方法にかかる民間活力導入手法検討事業
第1の戦略:1,059万円
・平成16年10月の開館以来、地域活性化複合施設として地域住民と観光客に親しまれてきた太宰府館の官民連携による民間活力の導入も含めた有効な活用手法の検討を実施。

●市内照明(街路灯、防犯灯、公園灯)の一斉LED化
第4の戦略
・リース方式を活用。
・電気料金約50%削減、CO2排出量約70%削減を見込む。

●すぐやる班
第4の戦略:1,373万円
・鳥獣被害などの市民ニーズにより迅速かつ的確に対応できる体制を強化。

問い合わせ:経営企画課 企画政策係
【特集】内線535