- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県朝倉市
- 広報紙名 : 広報あさくら 第420号(令和8年2月号)
■SDGsと人権
SDGs(持続可能な開発目標)は、「二〇三〇年までに持続可能でより良い世界を目指す」という国際的な目標です。
「持続可能」とは、現役世代が必要とする資源や環境を、将来の世代においても同じように利用できる豊かな状態が持続できることです。また、「開発」とは、単なる経済成長ではなく、すべての人が安心して、自分の能力を十分に発揮しながら満足して暮らせることを指します。
SDGsは「誰ひとり取り残さない」社会の実現を掲げています。これにこめられた意味はとても深く、重要なものです。なぜなら、“誰ひとり”の中には、「私」も「あなた」も含まれており、あらゆる人の「人権」が確かに守られ、尊重される未来への目標となっているからです。この「人権」とは、決して特別なものではなく、誰もが生まれながらに持っている基本的な権利です。具体的には、安心して暮らすこと、教育を受けること、困った時に助けを得られることなどです。
ここで、SDGsの17の目標をあらためて見てみると、その内の8つが「人権」と深く結びついていることが分かります。「貧困や差別、暴力のない平和な社会」「健康で安全に暮らせる地域」「誰もが学び、働き、様々なことに挑戦できる環境」これらは、私たちのまちを含むあらゆる地域の未来にもつながっているのです。
令和4年に改定した朝倉市人権教育・啓発基本指針においても、基本理念として「自分の人権を守り、他者の人権を尊重する地域社会をつくる(共生社会の実現)」ことを掲げています。その基本方針である「すべての人々が共存できる人権尊重社会の実現」はSDGsが目指す目標と同じ視点に立っています。
「誰ひとり取り残さない」社会、「すべての人々が共存できる人権尊重」社会の実現のために、朝倉市では、様々な人権課題の特性を理解し、偏見や差別の解消に向けた教育・啓発を推進しています。
皆さん一人ひとりが、地域社会の一員として、人権課題を自分の問題として捉え、未来を想像し、今の自分が「持続可能な社会のためにできること」は何か、「人権を守るためにできること」は何かを考え行動することこそが、SDGsの実現に向けた確かな一歩となります。
問合せ:市人権・同和対策課
【電話】52-1174
