- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県芦屋町
- 広報紙名 : 広報あしや 令和7年8月号
■町には、飼い主のいない猫に関するさまざまな苦情が寄せられています。
・飼い主のいない猫が庭でふん尿をする
・鳴き声がうるさい
・ごみ捨て場を荒らしている
飼い主がいない猫を今すぐに減らすことはできません。動物の愛護及び管理に関する法律で、猫は愛護動物とされており、処分を目的として捕獲することはできません。
また、捕獲した猫を山奥などに連れて行って放すことは、動物遺棄の罪に問われることになります。このため、まずは不妊手術を施すTNR活動などを行うことで、今後の飼い主のいない猫の増加を抑える必要があります。
■TNR活動ってどんな活動?
TNRとは、Trap(トラップ)・Neuter(ニューター)・Return(リターン)を略した言葉で、捕獲器などで飼い主のいない猫をつかまえ(Trap)、不妊・去勢手術(Neuter)を行い、暮らしていた場所にもどす(Return)ことです。
芦屋町は、どうぶつ基金「さくらねこ無料不妊手術事業(行政枠)」に参加しています。
■公益財団法人どうぶつ基金さくらねこ事業
さくらねこ無料不妊手術事業とは、飼い主のいない猫に対し、不妊・去勢手術を実施することで繁殖を防止し、「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ、飼い主のいない猫に関わる苦情や殺処分の減少に寄与する活動です。
活動を希望する人は、環境・公園係まで相談してください。
◇実施手順/例
(1)申請者が環境・公園係へ申請(毎月25日まで)
(2)環境・公園係がどうぶつ基金に手術チケットの申請
(3)翌月中旬から下旬ごろ、どうぶつ基金から手術チケットの配布
(4)環境・公園係から申請者へ手術チケットを交付
(5)申請者が指定病院に手術日を予約
(6)申請者が手術日までに猫を捕獲しておき、申請者が病院まで運搬
(7)手術後翌日以降に、申請者が猫を元の場所に戻し、環境・公園係へ報告書を提出
◇さくらねこ無料不妊手術事業に関する主な注意事項
・多くの自治体や団体、個人からの申し込みがあることや、どうぶつ基金の予算の状況などにより、申請どおりの枚数が配当されるとは限りません。手術チケットが配当された後に指定病院に予約をしてください。
・飼い猫ではないこと
・手術後の保護を目的とした申請ではないこと
・猫は申請者が、手術日までに捕獲しておくこと
※町では捕獲器の貸し出しを行っています(貸し出し台数には限りがあります)。
※町では猫は預かれません。
※猫が捕まえられず、手術チケットのキャンセルが続くと、町への手術チケットの配布が減らされる可能性があります。
※あらかじめ捕獲器の設置期間を長くして、捕まえたい猫に慣れさせるなどの対応をお願いします。
・芦屋町内で捕まえた猫であること
※捕獲場所の写真の提出が必要です。
・必ず暮らしていた場所に猫を放すこと
問合せ:環境・公園係
【電話】223-3538