イベント 【特集】“A passing point”-人生の通過点-
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- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県広川町
- 広報紙名 : 広報ひろかわ (令和7年3月1日号)
special photo report R7.01.12 Hirokawa
■あなたの夢や目標を教えてください!
「子どものころからの夢だった」
「憧れのあの人に近づきたい」
「これが自分にあってるかも」
人が夢や目標を持つタイミングはさまざま。20歳を迎えた今だからこそ聞きました。
※詳細は本紙をご覧ください。
■二十歳の祭典
1月12日(日)、下広川小学校体育館で「令和6年度広川町二十歳の祭典」が開催されました。対象者は、平成16~17年生まれの208人で、そのうち158人が参加。式典の企画や運営は、20歳を迎える人の中から募集した8人のスタッフが担当し、式全体の進行を行いました。
主催者あいさつでは、広川町教育委員会を代表して冨山教育長が「これからの人生に立ちはだかる壁に臆することなく、目標達成に向けて歩み続けてほしい」と激励。お礼の言葉(5ページ)を実行委員長の野田飛蘭さんが述べ、閉式を迎えました。式典終了後は、恩師や友人と思い出話に花を咲かせ、旧交を温める様子が見られました。
今日は一生に一度の晴れ舞台ですが、これから続く長い人生の一つの通過点にすぎません。これまでは社会に出るための、いわば準備期間。さあ、これからが楽しくて厳しい、人生の本番です。
■二十歳の主張(要約)
○一日一生 岡優花さん
私には大きな夢があります。それは、テーマパークのダンサーになることです。夢を叶えるため、仕事をしながら練習に励んでいます。目標がなかったころの休日は、1日中ゴロゴロしていましたが、夢を見つけてからは「時間がもったいない」「1日1日が大切だ」と感じるようになりました。新しいことへの挑戦は不安が伴うものですが、諦めなければ夢は叶うと信じ、1日1日を大切に、夢に向かって走り続けます。
○後悔しないために 古賀柊大さん
皆さんが大切に思う人を頭の中に浮かべてみてください。もし、その人がいなくなってしまったらどうでしょうか?両親や友人など、大切な存在は身近にいるものです。身近であるが故、私は両親とあまり話さなかったのですが、後悔しないために以前よりも話すようになりました。いつか大切な人との別れはやってきます。いなくなってから気づく前に、あなたの大切な人へ感謝の気持ちを伝えてみてください。
○成長の糧 中村功祐さん
私は、失敗したときに大切にしていることがあります。それは「失敗したときは挑戦した証である」です。誰しも失敗はしたくないでしょうし、失敗して怒られるのも嫌だと思います。ですが一日を振り返り、失敗していない日は何も成長に繋がることのなかった一日だったと感じるのです。失敗は決して悪いものではない、大切なのはその後どのように自分自身が変わるかだと思います。
○可能性の広げ方 川原涼さん
私は、恩師である保育園の先生に憧れを抱いたことをきっかけに保育士を志すようになり、短期大学で幼児教育について学んでいます。福祉の授業を学ぶ中で高齢化社会の実態を知り、介護福祉士にも興味を持つようになりました。現在は、保育のことを学びながら福祉の資格を取得するための勉強もしています。一つの道を進む過程で別の道もあることに気づき、自分の可能性を広げることができました。
■町長のあいさつ(要約)
日本全体の少子化が止まらない中で、広川町においても、今後の人口減少は避けられません。しかし、このような大きな変化に直面しても、私たちは、未来への希望を失ってはいけません。地域社会を担う一人ひとりが、持って生まれた才能や可能性を輝かせ、産業の発展や福祉に貢献する世界を作り上げることが必要です。皆さんがどのような生き方をするにせよ、困難な局面に直面することがあるでしょう。しかし、どんなときでも、どうか未来への希望を失わず、精一杯生きてほしいと願っています。
■お礼のことば(要約)
実行委員長:野田飛蘭さん
本日の広川町二十歳の祭典開催にあたり、私たちの門出をお祝いくださいまして、誠にありがとうございます。皆さまのお力添えがあり、このような素敵な場に今私たちは居るのだと実感しているところです。
私たちの中には、すでに社会人として働いているもの、大学・専門学校などに通い学業に専念しているものなどさまざまです。各々のおかれた状況は違いますが、どのような形であれ、最終的には誰かのため、何かのために花を咲かせられるよう、日々精進してまいります。二十歳という人生の門出を迎えた今、大人としての自覚と責任を持ち、社会の一員として前に進んでいく所存です。