- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県吉富町
- 広報紙名 : 広報よしとみ 令和7年10月号
9月3日、日本外国特派員協会にて「負担を資産に、次世代型防災プロジェクト」の発表会を共同開催しました。このプロジェクトは南海トラフ巨大地震のリスクを共有する福岡県吉富町、徳島県海陽町、宮崎県高鍋町の3自治体と、民間企業や専門家の皆様との連携によるものです。
この発表会の中で花畑町長は「九州で一番小さな自治体だからこそ、できることがあるのではないか」と述べ、防災を単なる負担ではなく地域の資産として考える視点を共有しました。
このプロジェクトでは、「備えたことしか役に立たない」という災害現場の教訓を踏まえ、地域の特産品を活かした防災食の開発や企業版ふるさと納税との連携など、自治体が無理なく防災に取り組める仕組みづくりを目指しています。
料理の鉄人でも有名な坂井宏行シェフのご協力をいただき、非常時でも「食べる喜び」を感じられる防災食の開発にも取り組む予定です。
今後、10月には東京での展示も計画されており、町としても着実に歩みを進めてまいります。町民の皆様にもご理解とご協力をいただきながら、地域全体で防災への備えを進めてまいりたいと考えております。
