- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県佐賀市
- 広報紙名 : 市報さが 令和7年8月1日号
◆#4 SDGs・環境対策
皆さんはSDGsをご存じだと思いますが、今回は目標12の「2030年までにゴミの発生量を大きく減らす」というターゲットについて書きたいと思います。
先日、エコプラザを訪問して、佐賀市がごみを燃やした際に発生する熱を利用して、廃棄物発電に取り組んでいることを学びました。
このような廃棄物発電施設は、アメリカにも存在するのか気になったので、調べたところ、日本には404施設ありましたが、アメリカには、広大な国土を持つにもかかわらず、75施設しかないことがわかりました。アメリカの一人あたりのゴミ排出量は日本より多いこともふまえると、対応として十分とはいえない状況です。
とはいえ、アメリカ政府もこの問題を認識していて、さまざまな対策を打ち出しています。例えば、昨年は米国環境保護庁(EPA)が「プラごみを防ぐ国策」を策定しました。これは前向きな一歩です。
ごみ問題の解決には、佐賀市や他の都市の先進的な事例から学ぶことが重要だと感じています。また、ごみを減らす工夫は、私たちの日々の暮らしの中にたくさん隠れています。
持続可能な社会を作るために、できることを見つけて取り組んでいきましょう。
「佐賀市エコプラザのごみピット」
ごみを燃えやすくするために、撹拌により均質化しています。
ニコラスベレズ