くらし 知っとこ!消費生活情報 第229回

■今から考えておきたい『デジタル終活』
○相談事例
亡くなった父のスマホを解約した。その後、スマホ関連のサブスクリプション契約(※)が残っていることが分かり、解約しようと事業者に問い合わせると「すぐに解約するにはIDとパスワードが必要。分からなければ、すぐには解約できない」と言われた。(50歳代)
※サブスクリプション(サブスク)契約…月額料金などを定期的に支払うことで、一定期間、商品やサービスを利用できるようになる契約

『デジタル遺品』に関する相談の中には、遺族が契約内容の確認や解約をしたくても、IDやパスワードの手掛かりがないため手続きに困るケースが見られます。スマホなどのID・パスワードは、第三者に知られないように適切に管理することが重要ですが、万が一の際に残された家族が困らないように『デジタル終活』をしておきましょう。毎月支払いが発生しているインターネット上の契約は、サービス名・ID・パスワードを日頃から整理しておく他、エンディングノートの活用も検討しましょう。

困ったときは、市消費生活センター(【電話】0942-85-3800、月~金曜日※祝日・年末年始を除く、9時~16時)へ