くらし 【特集3】8月は佐賀県同和問題啓発強調月間です

佐賀県では、毎年8月を「同和問題啓発強調月間」と定めています。
多久市では、この期間に同和問題講演会など、同和問題の正しい理解と認識を深めるための啓発活動を集中的に行います。

■同和問題講演会
入場無料
日時:8月6日(水) 13時30分~15時30分(13時受付開始)
場所:多久市中央公民館 大ホール
演題:「好感・共感・親近感が人権力を育む」~人権・同和教育のさらなる創造めざして~
講師:明石一朗(あかしいちろう)さん(関西外国語大学教授)※どなたでも参加できます

問い合わせ:人権・同和対策課
【電話】0952-75-4824【FAX】0952-74-3284

■啓発パネルの展示
場所:多久市中央公民館 1階エントランス
開催期間:8月3日(日)~6日(水)
時間:8時30分~17時

■市立図書館で学ぶ
8月中、人権・同和問題に関する図書のコーナーを設置します。
ぜひ図書館へお越しください。

■出前講座のご案内
同和問題をはじめ、さまざまな人権に関する出前講座を行っています。職場や地域への講師派遣など、お気軽に問い合わせください。
(講座の一例)
・心のバリアフリー
・日常の中にある思い込みや偏見に気づこう
・さわやかな人間関係をつくるために

■人権に関わる問題はどれも決して他人事ではありません。一人ひとりが同和問題を正しく知り、自分のこととして考え、学び、自ら行動していくことが大切です。

Q あなたは、同和問題の解決について、どうお考えですか。

(1)国民全体で考えるべきである
(2)あまり騒がず、そっとしておくのがよい
(3)自分には関係ない
(4)分散して住むようにすればよい
(5)関心がない
(6)わからない
(7)その他
(8)無回答
令和5年6月「人権・同和問題に関する多久市民意識調査」より

この設問では、49.3%が「国民全体で考えるべきである」の回答でした。しかし、「あまり騒がず、そっとしておくのがよい」、「関心がない」、「わからない」の回答は合わせて37%となっています。
同和問題は決して他人ごとではありません。正しい知識や理解が不足していると、不正確な情報をうのみにして、人権侵害につながる発言や偏見に基づいた行動をとってしまう可能性があります。
差別の加害者にも被害者にもならないために、日頃から正しい知識を学んでおくことが大切です。

◇えせ同和行為にご注意ください
同和問題の解決をめざす団体であるかのように名乗り、物品の購入や寄付金、広告の掲載などを強要する行為のことをいいます。このような行為は、同和地区・被差別部落出身者などに対する偏見や差別意識を助長する大きな要因となっています。

・対応方法は?
(1)相手が誰か、要求内容は何かを明確にする
(2)激しい口調であっても、その場しのぎの安易な妥協はせず、はっきりと断る
(3)暴力的言動があれば、すぐに警察に通報する

問合せ:人権・同和対策課
【電話】0952-75-4824