くらし 成年後見制度を知っていますか

認知症など、判断能力が不十分な人の権利を守るために成年後見制度があります。

●成年後見制度とは
成年後見制度は、認知症や知的障がい、精神障がいなどにより判断能力が十分でない人が、不利益を受けないように支援する仕組みです。例えば、正しい判断ができずに不利な契約を結んだり、悪徳商法の被害に遭ったりすることを防ぎます。
家庭裁判所が選ぶ代理人を『成年後見人・保佐人・補助人』といい、財産管理や契約行為などを代理で行います。さらに、代理人は、定期的に本人の生活状況を確認するとともに、意思決定を支援し、本人が住み慣れた地域で安心して暮ら
せるよう支援します。

●成年後見制度の種類
成年後見制度には、判断能力が不十分になったときに備える『任意後見制度』と、すでに判断能力が不十分な場合に利用する『法定後見制度』があります。『法定後見制度』は、本人の判断能力の程度によって3つの類型(後見・保佐・補助)に分類されます。

●成年後見制度に関する相談について
市は、市民センター1階の社会福祉協議会内に、成年後見制度の総合相談窓口として『成年後見サポートセンター』を設置し、成年後見制度についての相談や利用に向けた支援を行っています。
必要に応じて、関係機関と連携し、支援の充実を図っています。

「住み慣れた町で安心した生活を送ることができるように支援していきます。気軽に相談してください!」

問合先：成年後見サポートセンター(伊万里市社会福祉協議会内)
【電話】22-3931