- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県鹿島市
- 広報紙名 : 広報かしま 令和7年5月号
◆こどものしあわせを願って ~5月5日は『こどもの日』です~
こどもの日は、昭和23年の『国民の祝日に関する法律』の制定当初に定められた『国民の祝日』の一つであり、『こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日』とされています。
それまで、『端午の節句』として男の子のすこやかな成長を願う日であった5月5日を、すべてのこどものすこやかな成長を願う日として、祝日とする請願が国会でなされたのがきっかけです。
昭和26年5月5日には、『児童憲章』が制定されました。これは、戦後の荒廃した社会環境からこどもを『保護し育てる』ために、『児童は人として尊ばれる』『児童は社会の一員として重んぜられる』『児童はよい環境の中で育てられる』という3つの柱のもとに制定されました。
その後も、国連や国際社会は、すべての人が平等に持つ基本的人権を守るため、国際的な法である条約を整えていきました。
平成元年に『こどもの権利条約』が国連で採択され、日本は平成6年に加盟しました。この条約は、こどもは『弱くて守られる存在』という考え方から、それだけではなく、こどもも一人の人間として人権(権利)を持っている『権利の主体』という考え方に大きく転換させました。
十分な食事や社会的保障が得られる『生きる権利』、教育や余暇の機会が得られる『育つ権利』、差別や虐待を受けない『守られる権利』、グループ活動などに参加できる『参加する権利』が4つの柱となっています。
こどもが自分にも権利があることを理解し、その権利が侵害されたときは、訴えたり誰かに相談したりできるようになることが重要であり、その権利を守る義務の担い手は、国(おとな)であるとしています。
こどものすこやかな成長と幸福を願って、時代とともにさまざまな取組がなされてきました。すべてのこどもの権利が尊重されるよう、私たちにできることは何か考えてみませんか。
◆令和6年度『鹿島市小中学校 人権標語コンクール』 入賞作品
※学年は令和6年度
※詳細は本紙をご覧ください。