くらし [HOT NEWS]ひろげよう人権の輪

◆男女共同参画は、誰のため? ~ともに生きる社会の実現のために~
昨年世界経済フォーラムが発表したジェンダーギャップ指数(男女共同参画に関する国際的な指数)において、日本は146か国中118位でした。そのうち教育分野は72位、健康分野は58位です。一方、教育参画は120位、政治参画は113位です。順位が上位なほど、男女による格差が少ないということです。
鹿島市男女共同参画推進室が令和6年11月に実施した『鹿島市男女共同参画に関する市民アンケート』において『男女が平等になっていると思う分野は』という問いに、『学校教育の場』56%であるのに対して、『地域・社会』『職場』『家庭生活において』はそれぞれ約30%でした。『すべての分野で男女平等であるために最も重要だと思うことは』という問いには、『法や制度の見直しを行い、性差別につながるものを改める』(26%)が最も多く、5年前の前回調査より倍増しています。
男女共同参画社会とは、男女が互いに人権を尊重し、『女性』や『男性』というイメージに当てはめてしまうことなく、一人ひとりが持っている個性や能力を発揮できる豊かな社会のことです。
仕事・家庭・地域生活など多様な活動をする中で、男女がともに夢や希望を実現し、豊かな人生を送ることができるよう、男女共同参画基本法第2条に『男女が、対等な社会の構成員として社会のあらゆる分野における活動に参加する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的および文化的利益を享受することができ、かつ、ともに責任を担うべき社会』と規定されています。
男女関係なく、一人ひとりの個性や長所を生かして、支え合いのびのびと生きることができる社会にしていきたいですね。

■令和6年度『鹿島市小中学校 人権標語コンクール』入賞作品
※学年は令和6年度
※詳細は本紙をご覧ください。