- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県神埼市
- 広報紙名 : 市報かんざき 令和6年11月号
◆新たな挑戦
神埼市長 實松 尊徳
SAGA2024国民スポーツ大会、素晴らしかったですね。皆さんは、応援に行かれましたか。今大会は「国体」から「国スポ」に変わる最初の大会ということで、さまざまな新しい挑戦がなされていました。
入場行進では、以前の整列して行進するスタイルから選手自身が楽しみながら入場する自由なスタイルに変更され、しかも、くまモンなど各県のマスコットキャラクターも一緒に入場していたのはとても斬新で、選手の笑顔が印象に残りました。
また、ナイトゲームの開催、お酒を飲みながらの観戦など、スポーツを「観る」楽しさを感じながら選手を応援するスタイルはとても心地よかったです。さらに、最優秀選手賞など、個人表彰も行われ、選手個人の成績を称える取組も良かったですね。選手の皆さんが「今後の励みになります」と言われていたのが、とても印象的でした。
このように、さまざまな新しい挑戦がなされていたSAGA2024国スポ。この取組姿勢を見習い、神埼市においても新しいことに挑戦し、まちづくりを進めていきたいと考えています。
例えば、子ども達が夢中になっているスケートボード。現在は、近くの広場や駐車場で練習しているため、音がうるさいなどの苦情が出ています。そうした子ども達の行動を迷惑がるのではなく、思い切ってスケートボード場を整備し、その思いを応援してはどうだろうか。
また、空き家対策。毎年「かんざき宿場まつり」が行われている旧長崎街道沿いも空き家が目立ってきています。この空き家を使って宿泊施設を整備したら、神埼市観光の弱点である観光客の滞在時間増につながり、街中は変わるのではないか。さらには、若者が取り組みたいと思う農業は一体、どういったものだろうか。ドローンや自動運転トラクター、無人田植え機などを積極的に導入し、稼げる農業を実現できないだろうかなど、活気あふれる神埼市の実現に思いを巡らせています。考えるだけで、ワクワクします。
もちろん、これらの新しい挑戦は「幹線道路網の整備」や「災害に強いまちづくりの推進」など、まちづくりの基本的な施策があってこそ成り立つものであり、しっかりとそのための財源確保も踏まえ、挑戦していきたいと考えています。