- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県吉野ヶ里町
- 広報紙名 : 広報よしのがり 2025年6月号
■はじめての学校給食
◇4月17日・木
町内の小学校で、1年生にとってはじめての給食が始まりました。東脊振小学校1年1組の教室では、やや緊張した面持ちの児童らが、両手にしっかりとトレーを持ち、順番に自分の給食を取りに行きました。
みんなで「いただきます」のあいさつをすると、思い思いに給食を食べはじめ、少しずつ緊張がほぐれていきました。牛乳はストローを使わずにそのまま飲むスタイルに挑戦。いつもとは違う飲み方にとまどいながら、恐る恐る牛乳パックに口をつけている様子も伺えました。給食の感想を聞くと、「全部おいしい!」「ごはんがあま~い」と笑顔で答えてくれました。
■25年式年大祭盛大に開催
◇4月20日・日
下石動天満宮と上石動天満宮で25年に1度の大祭が行われ、地域住民ら約150人が神輿や獅子舞の行列で二つの天満宮を行き来し、約300人の観客が大祭を楽しみました。
獅子舞を奉納した香月翔太さん(上石動)は「2カ月前から練習をはじめました。1回目は緊張してペースが速くなってしまった。残り2回の奉納も頑張ります」と意欲を見せました。
戦後、中学3年の時に祭りに参加した経験がある伊東幸さん(90)は「今日はお祭りがあると聞いて、見に来ました」と出身地の大祭を楽しんでいました。
■右、左、右!交通安全教室
(手をあげて横断歩道を渡ります)
◇4月22日・火
東脊振小学校で交通安全教室があり、神埼警察署による全校生徒に向けてのオンライン講話が開催されました。その後、1・2年生が実際に公道へ出て交通マナーを学びました。
1年生の秋山譲毅さん(横田)は「教えてもらったとおりに、横断歩道では手をあげて渡ることができました」と話しました。この日は民生児童委員8人とPTA5人が参加。地域の自転車店が自転車点検を行いました。鶴田剛大校長は「地域の方々の見守りなどのご協力に感謝しています」と述べました。
■男のための料理教室
(今年度もスタートしました)
◇4月23日・水
介護予防事業の一つとして、毎年度開催されている「男のための料理教室」が、きらら館で開催されました。
参加者は町内在住のおおむね65歳以上の男性です。16人の定員に対し、20人以上の申し込みがあり、ニーズの高さが感じられます。初回は、米の研ぎ方や野菜の切り方など、一から丁寧に教わりながら、参加者同士、声をかけあって調理をすすめていきました。
娘から勧められ、初めて参加したという古賀文明さん(立野)は「先輩たちの手際の良さを見習って、勉強していきたい」と意気込みを語ってくれました。
■親子でフィットネス♪
(肩こり解消!?)
◇4月23日・水
きらら館のトレーニングルームで、3カ月~2歳未満の子と母親を対象に「親子でフィットネス」が毎月1回開催されています。今月は、4組の親子が参加しました。
始めは軽いストレッチから、少しずつ体を慣らしていきます。最後は音楽に合わせて、子どもをおなかに乗せたり、両手で抱え上げたりしながら、楽しく筋トレを行いました。
生後8カ月の芽依ちゃんと一緒に参加した松尾真代さん(下三津西)は、「普段はなかなか運動ができないが、今回参加して肩が軽くなった。できるだけ毎月参加したい」と話しました。
■地区対抗ソフトボール大会
◇5月11日・日
三田川中央公園多目的グランドで地区対抗ソフトボール大会が開催されました。予想外の寒さと時折小雨が降る中11チームが参加。「パパがんばれー」など多くの声援も大会を盛り上げていました。
■成富兵庫茂安公を偲び
(感謝の心を繋ぐ)
◇5月12日・月
元和年間(1615~1623年)、佐賀・福岡の県境に位置する蛤岳の上流から佐賀県側に導水するため、鍋島藩の成富兵庫茂安公が築造した「蛤水道」。その偉業を称える神事「兵庫祭」が行われました。
当時、夏場の水不足が深刻化していた田手川を潤すため、茂安公は蛤岳の斜面に沿って約1,260メートルもの水路を整備しました。
築造から400年経つ今も現存し、私たちに恵をもたらしています。
■茶を伝えた栄西を供養「聖茶まつり」
(献茶や供養で栄西の功績をたたえます)
◇5月14日・水
中国から茶を伝えた臨済宗の開祖栄西(1141~1215年)を顕彰する「脊振千坊聖茶まつり」が、坂本地区の修学院で開かれました。
宗で修行した栄西が1191年に帰国した際、吉野ヶ里町内の脊振山霊仙寺で茶の種子をまいたのが日本茶の始まりと言われており、その偉業をしのんで平成元年から毎年催されています。
茶道愛好会の眞島美智子(横田)さんによる献茶の後、修学院の埜口諦順住職がお経を上げて供養しました。