健康 令和7年度 高齢者帯状疱疹予防接種(定期)について

令和7年度から、65歳の方を対象に帯状疱疹予防接種の定期予防接種が始まりました。
また、令和7年度から令和11年度までの5年間、70歳から5歳刻みで節目の年齢にあたる方も定期接種の対象となりました。
令和7年度中は100歳以上の方全員も対象になります。今年度の対象年齢(表1)に該当し接種を希望する方は、令和8年3月末までに接種を受けてください(定期接種の対象は、今までに一度も接種をしたことがない方です)。対象となる方には、令和7年4月に案内はがきを送付いたします。

■帯状疱疹とは
帯状疱疹は、日本人のほとんどの人が感染していると考えられる、水痘(=水ぼうそう)・帯状疱疹ウイルスによって起こります。幼少期などに一度でも水痘にかかると、生涯にわたって水痘・帯状疱疹ウイルスが体内に潜伏します。
そして、加齢・疲労・ストレスなどで免疫力が低下すると、再びウイルスが活性化し、帯状疱疹として発症するので、誰もが帯状疱疹を発症するリスクがあります。
特に、50歳以上になると帯状疱疹の発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症すると推定されています。

■帯状疱疹の症状
初期症状は、皮膚の痛みで、体の左右どちらか片側の神経に沿って起こります。数日後にはピリピリ感・痛みのある部位に発疹が現れます。発疹は徐々に広がっていき、やがて水疱(水ぶくれ)に変化します。水疱は時間が経つと、破れてかさぶたとなり治癒します。皮膚の症状が元に戻るまでには1か月程を要します。合併症を伴うことがあり、代表的なものは、皮膚の症状が治まった後も、3か月以上痛みが続く「帯状疱疹後神経痛(PHN)」があります。

■帯状疱疹ワクチン
ワクチンは2種類あります。いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。
接種については、かかりつけ医師とよくご相談の上、ご検討ください。

帯状疱疹ワクチン
※帯状疱疹ワクチンの交互接種(1回目と異なるワクチンを接種すること)はできません。

※病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。

(表1)令和7年度の定期予防接種対象者

65歳…令和7年度の定期予防接種の対象者です。
70歳~100歳以上…経過措置によって、令和7年度に定期予防接種を受けられる対象者です。

・経過措置とは
より多くの人が予防接種を受けられるように設けられたものです。
令和7年度に限り、100歳以上の方は全員対象となります。

(表2)定期予防接種と任意予防接種

※乾燥組換え帯状疱疹ワクチンを接種する方は、令和8年3月31日までに2回目の接種を完了させてください。
令和8年3月31日を過ぎると、2回目の接種は定期接種対象外になります。

(表3)接種可能な町内医療機関

・定期接種は、上記以外の県内の登録医療機関でも助成を受けることができます。
・任意接種の場合は、県外を含め、個人の希望する医療機関で接種可能です。

問合せ:健康増進課健康増進係(基山町保健センター)
【電話】92-2045