しごと 地域おこし協力隊

■壱岐の未来を三島から支える
海の資源回復担当 林 浩史(はやし ひろふみ)
4月で壱岐島に移住して1年が経ち、地域おこし協力隊として2年目になりました。
1年通して壱岐島で生活してみて、どうしたら島外の人達に壱岐島の魅力をもっと伝えられるかなと漠然と考えてしまう水産課所属の林です。自分は釣りが好きなので「壱岐の海はこんなに豊かで魚も沢山釣れるんだよ!」と釣りや海のアクティビティから魅力を伝えていきたいと思っていました。しかし、それによって釣り場や海水浴場に人が増えたり、ポイ捨てが増えたりと地元の人にとっていいことだけではない一面も見えてきました。観光客が増えることで壱岐島の活性化に繋げたいが地元の人が生活しやすい場所でもなければならない。この問題は海の観光だけではなく壱岐島全体の問題ではないかとこの一年で感じました。両立できる案があれば是非共有して頂きたいです!
自分の仕事は大島にある栽培センターで赤ウニとアワビの飼育管理が主な仕事です。育った赤ウニとアワビは壱岐島のすべての海域に放流されています。常に壱岐島にいるわけではないので、壱岐島の方達と関わることはほとんどありませんが水産資源を通して海から壱岐島に貢献できていることに誇りをもっています。
現状、赤ウニとアワビの定着率はあまりよくありません。原因と思われるのが高水温や夏場の餌不足など人力だけでは難しい問題が山積みです。また、赤ウニについては生態や放流後の状態など調査があまりされていない為、任期中に赤ウニについてさらに知見を増やせるように、今後はできることから頑張りたいです。

問合せ:水産課
【電話】44-6114