- 発行日 :
- 自治体名 : 長崎県壱岐市
- 広報紙名 : 広報いき 2025年10月号 No.259
■長岡秀星(ながおかしゅうせい)(本名 長岡秀三(ながおかしゅうぞう))
長崎市で生まれ、昭和20年8歳の時に父の故郷である壱岐島へ疎開し被爆から逃れる。小中高を壱岐で過ごし、壱岐高校3年生の時に小学館の雑誌「中学生の友」の挿絵(さしえ)に作品が採用されたことをきっかけに本格的な創作活動を開始し、プロのイラストレーターとしての第一歩を踏み出した。高校卒業後、武蔵野美術学校(現、武蔵野美術大学)に進学し、昭和45年大阪万博にデザイナーとして参加、その後渡米しロサンゼルスに会社を設立した。アメリカを拠点として活躍し、「天才」の称号が与えられ、作品が高く評価された。大物ミュージシャンのアルバムジャケット、宇宙やSFを題材にした作品、壱岐の蔵酒造の焼酎「壱岐っ娘」のラベルも有名な作品である。平成2年には『長崎旅博覧会』のポスター(過去、現在、未来をイメージしたイラスト)を手掛け、博覧会終了後にはそのパネルが芦辺港に展示された。そして、長岡秀星が中学時代を過ごした旧沼津中学校のグラウンドに移され今も展示されている。