くらし 市長コラム「五島を護(まも)る!」

■「五島の未来」
2026年1月5日(月)、“海に浮かぶ発電所”が、崎山沖で運転を始めました。その名は『五島洋上ウィンドファーム』。国内でほかに例がない浮体式の洋上風力発電所です。
始まりは、環境省が2010年に椛島沖を実証海域に選んだことでした。16年の歳月を経て、8基の洋上風車が運転を始めました。
「かぜてらす」「ばらもんかぜ」「みじょかぜ」などの名前がついた8基による発電と、すでにある太陽光発電などを合わせると、五島市の消費電力の約8割を再生可能エネルギーで賄えるようになります。
温室効果ガス(二酸化炭素など)の排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現が、一歩近づきました。今後、五島市が、再生可能エネルギーの分野で脚光を浴びるのは間違いないでしょう。
洋上風力発電は、再生可能エネルギーの主力電源化に向けた「切り札」です。高市首相も洋上風力発電の導入を加速させる方針です。エネルギー・資源安全保障の強化策として「浮体式洋上風力の国産技術の開発や製造基盤の確立」を掲げています。
昨年10月、国は、五島市南沖を洋上風力発電の候補海域となる「準備区域」に指定しました。
近い将来、二つ目の“海に浮かぶ発電所”が、できるかもしれません。
市役所の若手職員が、『The future of GOTO』(五島の未来)を描きました。海には、たくさんの洋上風車が浮かんでいます。発電した電力を使った車が空を飛び、女の子が自らの手でドローン(無人航空機)を飛ばそうとしています。
国内に目を向けると、再生可能エネルギーを蓄える技術や、再生可能エネルギーを利用して海水から水素を製造する技術の開発が進んでいます。
五島市では、2015年に椛島で製造した水素を燃料にした「長吉丸」の試乗会を行いました。昨年の大阪・関西万博では、水素燃料電池船「まほろば」、垂直離着陸できる「空飛ぶクルマ」が登場しました。
時代が大きく変化する中、黙って見ているわけにはいきません。時代の流れにあわせた未来を描かなければなりません。市民の皆さま、一緒に五島市の未来を創造してみませんか。