- 発行日 :
- 自治体名 : 長崎県西海市
- 広報紙名 : 広報さいかい 令和7年5月号
◆始めましょう!デジタル終活
(事例1)
亡くなった兄が生前利用していたネット銀行の口座を確認するため、携帯電話会社の店舗にスマホのロック解除を依頼した。「初期化はできるが画面ロックの解除はできない」と言われた。これではデジタル遺品の確認ができない。(60歳代)
(事例2)
夫が亡くなり携帯電話を解約した。最近、夫が契約していたスマホのセキュリティのサブスク契約が残っていることがわかり、事業者に問い合わせると「すぐに解約するにはIDとパスワードが必要だ。それがわからなければすぐには解約できない」と言われた。(80歳代)
〇スマホなどのID・パスワードは第三者に知られないよう適切に管理することが必要です。一方で、デジタル遺品を確認する必要がある場合に、故人のスマホなどのID・パスワードが分からずデータを調べられないという問題が発生しています。そのため、万が一の際に、遺族が故人のスマホなどをロック解除できるようにしておく必要があります
〇例えば、名刺サイズの紙にパスワードなどを記入し、修正テープでマスキングなどした「スマホのスペアキー」を作り、万が一の際に家族が見つけられる場所に保管しておく方法があります
〇毎月支払いが発生しているインターネット上の契約はサービス名・ID・パスワードを日頃から整理するほか、エンディングノートの活用も検討しましょう
〇困ったときは、お住まいの自治体の消費生活センターなどにご相談ください
・消費者ホットライン
【電話】188(いやや)
・西海市消費生活センター
【電話】37-0145
「スマホのスペアキーをつくろう」