健康 ほけんとふくし(2)

■9月10~16日は自殺予防週間です
令和6年の1年間で、全国では約2万人の方が自殺で命をなくされています。そして、西海市でも自殺で命をなくされる方がいます。
自殺の動機は「健康問題」や「経済・生活問題」、「家庭問題」などさまざまです。

▽こころのSOSサインに気づく
早めにこころのサインに気づいて、適切に休むことがこころと体の健康には大切です。
~こころのサイン~
・不安や緊張が高まる
・イライラ、落ち着かない
・気分が落ち込んでやる気がなくなる
~体のサイン~
・肩こり、頭痛、腹痛
・眠れない、夜中や朝早く目が覚める
・食欲がなくなったり、逆に食べ過ぎてしまう
・めまいや耳鳴りがする

▽自殺のサインに気づいたら
・傾聴…本人の気持ちを尊重し、真剣に耳を傾け、相手の感情を否定しないようにしましょう。
・つなぐ…相談窓口に確実につながるよう、紹介にあたっては相談者に丁寧な情報提供をしましょう。
・見守り…専門家に相談した後でも、話を聞いたり、一緒に考えたいと思っていることを伝えましょう。

▽相談窓口
つらいときや悩みを抱えたときはどうしてよいのか分からなくなることがあります。そのようなときは、友人や家族などの身近な人に話してみることも大切です。また公的な相談窓口や医療機関を利用しましょう。
・長崎いのちの電話
【電話】095-842-4343
・西彼保健所
【電話】095-856-5159
※そのほかの相談窓口は本紙10ページの二次元コードから市ウェブサイトをご覧ください

問合せ:健康ほけん課
【電話】37-0067

■9月24日~30日は「結核・呼吸器感染症予防週間」です
1.結核は昔の病気ではありません
長崎県では令和5年には124人の方が結核と診断されました。県内の結核患者は高齢者が多く、令和5年では60歳以上の方が約8割を占めています。

2.結核はどんな病気ですか?
結核菌によって、主に肺に炎症を起こす病気です。結核患者の咳などから、周りの人が感染するおそれがあります。もし結核と診断されても6~9か月毎日薬を飲めば治ります。

3.「過去」の感染で「今」発病することがあります
結核菌に感染しても、健康で体力があれば結核菌の増殖が抑えられ発病しません。病気や加齢などによる免疫力の低下によって、感染後体内で休止していた結核菌が活動をはじめ、発病することがあります。

4.定期健康診断、早めの受診を!
(1)咳が2週間以上続く・痰が出る・体がだるい・微熱などの症状が長引くときは医療機関を受診しましょう。高齢者の場合「なんとなく元気がない」「食欲がない」など、はっきりとした症状が現れない場合もあります。
(2)年に一回は健康診断(胸部エックス線検査)を受けましょう。
(3)乳幼児は結核に感染すると重症になりやすいので、予防のためにBCG接種を受けましょう。
結核の蔓延を防ぐためには早期発見、早期治療が大切です。早期発見で本人の重症化を防ぐだけでなく、大切な家族や職場など周囲の人たちへの感染を防ぐことができます。

問合せ:健康ほけん課
【電話】37-0067