健康 健康テラス

■りんご病
まつなが皮ふ科
松永 義孝先生

りんご病は、ウイルス性の感染症で、正式には「伝染性紅斑」と呼ばれます。原因となるのは「ヒトパルポウイルスB19」というウイルスで、飛沫感染や接触感染によって広がります。感染すると、数日から1週間程度の潜伏期間を経て、症状が現れます。
特徴的な症状は頬の赤い発疹で、まるでりんごのように見えるため「りんご病」と呼ばれています。体幹や四肢にも痒みを伴う赤い発疹が広がることもあります。また頬の発疹がはっきりせず、四肢のみに出る場合もあります。その他の症状としては、発熱、頭痛、のどの痛み、関節痛などがみられることがあります。
りんご病は一般的に軽症で、多くの場合は自然に治ります。ただ赤い発疹が治った後、紫外線をたくさん浴びたり、運動をすると再燃することがあるので注意が必要です。また妊娠中の女性が感染すると胎児に影響を及ぼす可能性があり、特に妊娠初期の女性は医師に相談することが推奨されます。感染予防には、手洗い・うがい、マスクの着用・咳エチケット、人混みを避けるなどが大切です。日頃から心掛けるようにしましょう。疑わしい症状が出たら早めに医師に相談してください。