くらし 躍動する長与人 Vol.14

長与にゆかりのある、各分野で活躍している人を紹介します。

■山口 正則さん
〈プロフィール〉
1979年長与町生まれ。長与第二中学校卒業後、諫早農業高校に進学。高校卒業後は大分県にあった「常緑果樹研修所」で1年間研修をし、父の勧めで福岡県の農機具屋で2年間働きながら農機具についての知識を深めた。

Q農業の道に進んだ経緯を教えてください。
A実家が代々農業を営んでいたため、自分も継ぐんだろうなと思っていました。幼いころは、農業をすることに対して正直嫌な気持ちもありましたね。農家の子どもだとよくあることですが、放課後に家の手伝いをしているときは、本当はもっと遊びたいのに、と思いながら嫌々やっていました。しかし、やっているうちにだんだん楽しくなってきて、大人になったころには、流れのまま自然に農業を継いでいました。

Qこだわりを教えてください。
Aおいしいと思ってもらえるミカンを作ることです。「おいしい」、「うちの子どもは、山口さんのところのミカンは良く食べる」などの言葉をいただくことがやりがいです。

Q苦労したことはなんですか。
A気候の変動に苦労させられています。気温、雨が降る時期などが年々変化しているため、毎年いろんなことが起こります。ミカンが大きくなりすぎてしまったり、味や甘さが薄くなってしまったり、例年は病気が発生しない時期に病気が発生したり、ミカンにとっての害虫が例年よりも長い間生きていたりと、挙げればきりがないです。そんな状況でもおいしいミカンをたくさんお届けするために、日々試行錯誤しています。苦労することも多いですが、その分、上手くできたときは嬉しいですし、できたミカンが皆さんに喜んでもらえたときはがんばって良かったと思えます。

Q今後の展望を教えてください。
Aふるさと納税の返礼品用に盛田温州という品種のミカンを作っているのですが、このミカンをたくさん作れるようしていきたいと考えています。盛田温州は味が濃厚で甘みが強く、ほどよく酸味が感じられるミカンなのですが、他の品種より作るのが難しく、市場での流通が少ないです。他の人があまり作っていないものを作って、オリジナルブランドとして展開していければと思っています。

▽町民へメッセージ
長与は昔からミカンの栽培が盛んな地域です。今回の取材を通して、皆さんに少しでも農業に興味を持ってもらえたら、作っている人を応援してもらえたら嬉しいです。