しごと 上五島のギバル人(ひと)

このコーナーでは、島内外でギバル人を紹介します。

■手にした人の心の中に島の風景が浮かんでくるような作品を
町内在住、「『Maris研究所』まりすけ」として、町と結びつきの深い椿などの素材を活かし装身具を制作しているのが今回のギバル人、伊賀さんです。

Q.制作を始めたのは?
A.子どもの頃から工作が好きでアクセサリーなどを作っていましたが、金属アレルギーを発症…身につけても優しい素材を探していたところ、椿の材に出会いました。成長がゆっくりで木の密度が高い椿の材は、年輪が細やかで木目がとても美しい。そして丁寧に磨き上げると、肌触りがとてもなめらかになります。そんな素材がこの島にある!…すぐに椿木工技術振興会に入会し独学で加工を始めました。

Q.いつからお仕事に?
A.東京のイベントに出店した際、多くの方に、想像以上の好反応をいただきました。自信に繋がったと同時に、しっかり腰を据えてものづくりを続けようという決意にもなりました。切り出た木目を活かしたデザインを考え形にし、丁寧に磨きあげる作業はとても根気が必要ですが、楽しく最高の仕事だと感じています。先日は東京でアクセサリー作りのワークショップも開催!今後も老若男女問わず、木と共に過ごす時間を求める方に島の椿を届けていきたいです。

Q.これからの目標は?
A.材料となる木は間伐材、仕上げには島の椿油を使うなど、循環や持続も意識した上五島の最高の素材で作る「島の恵みのアクセサリー」。いつか世界中に届けられたら嬉しいです。

■伊賀真里(まり)さん 51歳
趣味:ダイビング、天体観望、漫画とアニメ
推しキャラ:つば九郎

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完全インドア運動音痴の私に新しい世界と可能性を見せてくださった『先生』です

次号にてギバル人のお友達を紹介します。