文化 国際交流員のコラム～あっという間の一年 島の人々と共に～グンジャン・シャルマ

10月9日で、この島に来てからちょうど一年が経ちました。振り返れば、あっという間でした。島に来たときは特に期待もなく、日本の小さな町での生活がどんなものか想像もつきませんでした。
しかし、最初の2～3か月が過ぎると、まるで家族のように温かく迎えてくれる人々に囲まれている自分に気づきました。この一年間で受けた温かさや尊敬、認めてもらえる喜びに心から驚きました。母国の文化を共有する機会にも恵まれ、皆さんに少しでもインドのことをお伝えできて嬉しいです。
そのお返しとして、島の暮らしからも多くのことを学びました。波の音に心が落ち着くこと、緑豊かな山々の安らぎ、病気のときにかけてもらう声の温かさやご飯を作って持って来てくれる優しさなど、ここでひとりではないという安心した気持ちになります。
二年目を迎える今、これからも島の皆さんから学び、文化交流の素敵な時間を重ねていきたいと思います。