- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県熊本市
- 広報紙名 : くまもと市政だより 2025年7月号 Vol.927
◆古代(こだい)の花(はな)
日差(ひざ)しがまぶしい季節(きせつ)です。動植物園(どうしょくぶつえん)では大賀(おおが)ハスの開花期(かいかき)を迎(むか)えます。
大賀(おおが)ハスとは、古代(こだい)ハスの実(み)を研究(けんきゅう)していた大賀 一郎(おおが いちろう)博士(はかせ)が、千葉市(ちばし)にあった東京大学(とうきょうだいがく)の農場(のうじょう)を発掘調査(はっくつちょうさ)して(実)みを発見(はっけん)し、発芽(はつが)させたものです。実(み)が見(み)つかったのは2,500~3,000年前(ねんまえ)と推定(すいてい)される地層(ちそう)であり、それほど古(ふる)い実(み)が現代(げんだい)まで生(い)きていたという、奇跡(きせき)のようなハスです。
あざやかな緑(みどり)の丸(まる)い葉(は)の上(うえ)にピンク色(いろ)の大(おお)きな花(はな)がスッと立(た)ち上(あ)がるさまは、涼(すず)しげで風情(ふぜい)があります。例年(れいねん)6月(がつ)中旬(ちゅうじゅん)に開花(かいか)が始(はじ)まり、7月(がつ)上旬(じょうじゅん)まで見(み)られますが、天候(てんこう)に左右(さゆう)されますのでご了承(りょうしょう)ください。なお、お昼前(ひるまえ)には花(はな)が閉(と)じてしまいますので早(はや)い時間帯(じかんたい)での観賞(かんしょう)がおすすめです。(動植物園(どうしょくぶつえん)は午前(ごぜん)9時(じ)開園(かいえん)です)
緑(みどり)の相談所(そうだんじょ)