くらし 新年のごあいさつ
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- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県八代市
- 広報紙名 : 広報やつしろ 2025年1月号
■「やつしろ」の明るい未来づくりのために
八代市長 中村博生
◆謹んで初春のお慶びを申し上げます
市民の皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、日頃より市政運営に対しまして、ご理解とご協力をいただいておりますことに厚く御礼申し上げます。
◇昨年を振り返って
昨年は、6月にアジア最大の物流不動産企業であるESR株式会社との間で「やつしろ物流拠点構想」の実現に向けた覚書を交わし、同社からは地域の持つポテンシャルへの期待から「今後10年から15年の間に10億米ドル(約1、500億円)規模の投資をする可能性がある」ことが示されました。
さらに、9月には台湾の半導体大手TSMCの本社が所在する台湾の新竹市と友好交流協定を締結し、今後、様々な分野での交流を通して、両市の経済発展等に繋げていくこととしています。
加えて、10月には県営工業団地が、八代IC北東側の龍峯地区に約25ヘクタールの規模で整備することが県から公表され、令和10年度の分譲開始を目指し、整備推進に向けた覚書を県と交わしています。
このように、昨年は様々な分野での連携が進んだ年になったと感じています。
◇坂本町の復旧・復興に向けて
令和2年7月豪雨からの復旧・復興に向けて、坂本支所とコミュニティセンターの再建が本年末の完成を目指し、本格化しています。さらに、輪中堤や宅地かさ上げによる住まいの再建や、鎌瀬橋、坂本橋、深水橋の架け替えなどの工事が着々と進んでいます。
◇県南地域の振興に向けて
様々な分野で進んだ連携を実のあるものにするためにも、まずは、県営工業団地の早期実現に向けて、県と一体となって取り組んでまいります。これにより、TSMCの第3工場や半導体関連企業、サイエンスパークなど、あらゆる可能性を排除せず、企業誘致に取り組んでまいります。
また、新八代駅周辺整備については、賑わい創出の核となる大規模集客施設等の整備を検討するための基本計画を策定しているところです。新八代駅周辺を人流・物流の拠点とし、中心市街地はもとより周辺自治体へと新たな人の流れを生み出すことで、県南地域全体の振興を図ってまいります。
本年は、新市誕生から20年を迎える節目の年であります。新しい年が皆様にとって、笑顔と希望にあふれる一年となりますよう祈念申し上げ、年頭の挨拶といたします。
■夢広がるまちへ
八代市議会議長 村川清則
◆新年おめでとうございます
市民の皆様におかれましては、新年をお健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
また、日頃より市議会の活動に対しまして、格別のご理解とご協力を賜り、心より厚く御礼申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、能登半島では1月に大地震が発生し、9月には豪雨により甚大な被害が発生するなど、改めて大規模災害への備えの必要性を感じたところです。
本市では、6月にESR株式会社と「やつしろ物流拠点構想の推進に関する覚書」を締結。9月にはTSMC本社がある台湾新竹市との友好交流協定の締結。10月には県営工業団地整備地の決定など、今後の八代市にとって、夢の広がる話題が多い一年でした。
◇八代の未来を切り拓く
現在、県営工業団地の整備については、用地取得に向けた取り組み等が進むとともに、新八代駅周辺整備においては、「新八代駅周辺大規模集客施設等整備基本計画」の策定に向け、市民アンケートや市場調査などの、取り組みが進められております。
市議会におきましても、特別委員会を中心として、県南地域の賑わいの創出等につながるよう、未来を担う若者や子どもたちへ「夢広がるまち八代」のバトンを渡すべく鋭意取り組んでまいります。
◇坂本町の創造的復興
坂本町では、現在、拠点施設である「坂本支所・坂本コミュニティセンター」の建設が始まり、また、宅地かさ上げ・輪中堤事業も進んでおります。
市議会といたしましても、坂本町の一日も早い復旧・復興が着実に進みますよう、引き続き取り組んでまいります。
◇開かれた議会を目指して
本市議会では、ホームページやフェイスブックで積極的な情報発信を行っております。本年春には、市議会だよりをリニューアルし、定例会の内容や市議会の活動について、より分かりやすくお伝えしていきたいと考えております。
今後も、市民の皆様のニーズを市政に反映することを大きな使命と捉え、公正公平な議会運営を行い、しっかりと議論を深めながら、信頼とご期待に応えられるよう、全力で取り組んでまいります。
新しい年が市民の皆様にとって幸多き年となりますことを心よりお祈り申し上げまして、年頭の挨拶といたします。
■写真で振り返る2024年
※詳しくは本紙をご覧ください。