くらし 特集 旧八代市厚生会館跡地利活用基本構想

■とりあえず今日もいっとこ (お)(ほ)(り)(ば)街なかスポット
旧八代市厚生会館跡地利活用基本構想を策定しました。

令和5年7月に閉館した八代市厚生会館の跡地を、市民の皆さんのにぎわいと憩いの場となるよう、跡地利活用の基本理念やコンセプト、導入機能などについて取りまとめた基本構想を、令和7年3月に策定しました。
市民の皆さんの意見や思いを踏まえながら進めるため、策定にあたっては無作為に抽出した3千人を対象とした市民アンケートを実施しました。また、地域団体をはじめ、商業団体、経済団体、文化団体の皆さんにも意見を伺うなどの協力をいただきました。

◆導入機能と想定される整備内容

◆整備コンセプト
跡地が国史跡八代城跡や国名勝松浜軒、松井神社、博物館、お祭りでんでん館などの歴史・文化ゾーンの中央に位置し、国史跡八代城跡の堀端に立地することから、中心市街地における常に人々が交流し街なか観光の起点となるよう、『おほりば街なかスポット』を整備コンセプトとした人を引きつける新たな空間を整備します。

◆跡地利活用案
跡地を多くの人々が集まる活気に満ちた街なか観光の拠点や、休息や憩いの場として活用するための主な利活用案を紹介します。
○跡地のにぎわいを街なかへ波及
八代くま川祭りなどの集客効果の高いイベントと、近隣商店街の取り組みを連動して実施し、跡地のにぎわいを街なかへ波及させます。

○伝統文化を感じながらの街なか散策
市内各所で継承される無形民俗文化財の実演披露や体験イベントなどで広場を活用することにより、伝統文化を身近に感じ、歴史文化資源を巡りながら街なかを散策する機会を創出します。

○跡地から中心市街地への回遊促進
今後実施される「八代亜紀さんメモリアル事業」(お祭りでんでん館前への記念碑設置など)や、こいこい通での屋台村、フードコートなどの周辺情報の情報発信を行い、跡地から中心市街地への回遊を促します。

○居心地の良い場所・交流の場
高齢者がウォーキングを楽しんだり、親子で遊べる遊具やお祭りでんでん館の屋根下空間を活用した読書・飲食スペースを設置します。