くらし 話題をおって

■車と鉄道の夢の共演
・SL人吉×トヨタ86撮影会
「ハチロク」の愛称で親しまれるSL人吉とトヨタのスポーツカー「86」のコラボ企画「みんなでTOURING(ツーリング)」が8月3日に開催され、参加者は鉄道と車のコラボを楽しみました。
ユナイテッドトヨタ熊本が企画したもので、漫画『頭文字(イニシャル)D』の主人公が乗るAE86など15台が集結。参加者は、熊本市内からドライブを経て人吉に到着した後、自分の愛車をSL人吉の前に並べ記念撮影。参加した嶽本順一さん(八代市)は「貴重な写真が撮影できてよかった」と満足していました。

■球磨焼酎の魅力を国内外へ
・石野公園焼酎館リニューアルプレオープン
人吉クラフトパーク石野公園内にある、球磨焼酎の魅力を紹介する「焼酎館」を改装しその一部をオープンしました。蔵元などでつくる「球磨焼酎蔵ツーリズム協議会」が手掛けたもの。球磨焼酎の日でもある8月8日にセレモニーが行われ、同協議会の堤純子会長は「生まれ変わった焼酎館を楽しんでほしい」とあいさつしました。
リニューアルされた館内では、試飲(土・日曜)やもろみにみたてた水の攪拌(かくはん)体験を新たに設置。子どもから大人まで楽しめる施設になっています。

■伝統的かるたを楽しんで知る
・ウンスンカルタ体験会
人吉球磨地方だけに残るポルトガル発祥の南蛮カルタ「ウンスンカルタ」。この伝統的な遊びに触れる体験会を8月20日に人吉城歴史館で行いました。
参加者は、鍛冶屋町通りの街並み保存と活性化を計る会の立山茂会長らからカルタの歴史などについて説明を受けた後、体験へ。独特なルールに戸惑いながらも、徐々にコツをつかみ最後は、真剣勝負で伝統文化を楽しんでいました。参加した三宅凌平(みやけりょうへい)さんは「麻雀に似ている。初めての体験で難しかったが、楽しめた」と話していました。

■鳥獣被害対策に貢献
・みやけくくりわな贈呈式
鳥獣被害の対策に貢献したいと、球磨工高機械科から「くくりわな」10基の寄付がありました。わなは、獲物がわなを踏むとワイヤーが作動し、足をくくって捕獲する仕組み。同科の3年生が課題研究授業の一環で製作したもので、授業で出る廃材を活用して作られています。
7月25日に市役所で贈呈式が行われ、市長にわなを手渡した後、実際にわなが作動する様子を実演。生徒を代表して松本大雅(たいが)さんは「これからも改良を重ね、質の良いわなを寄付したい」と話していました。

■若者ら涼と恐怖を堪能
・ゆうれい祭り
幽霊の掛け軸があることで知られる永国寺(土手町)で、8月2日にゆうれい祭りが開催され、来場者たちは背筋も凍るひとときを楽しみました。
墓地などの参道を通りぬけるゆうれい屋敷では、地元の有志でつくる実行委員会のメンバーが幽霊に扮(ふん)して待ち伏せ。突然姿を現すなどして来場者を驚かすと、悲鳴が一帯に響き渡りました。ゆうれい屋敷に入った人吉西小6年の井福文乃(あやの)さんと東穂乃花さんは「一生行きたくないくらい怖かった」と夏の風物詩を満喫していました。

■男子の部の初代王者に輝く
・県子ども会連合会ビーチボールバレー大会
県内の子ども会の親睦を深めるため毎年開催している熊本県子ども会連合会ビーチボールバレー大会が、8月17日に玉名市総合体育館で開催されました。
大会には、男子・女子・混合の3部門21チームが出場。本市代表として各1チームが出場し、新設された男子の部で、スパイクキッズ西上(西間上町)が初代王者に。女子の部ではイーストガールズ(東間上町)が3位に輝きました。東間小6年の村中雪斗君は「たくさん練習をしたので初代王者になれてうれしい」と話していました。

■一日も早い復旧に向け支援を
・大雨被災自治体に市職員派遣
8月6日からの大雨で被害を受けた県内の被災地支援のため、8月18日から本市職員を天草市や宇城市など4市に派遣。家屋被害調査や罹災(りさい)証明書発行などの業務にあたっています。
8月15日に市役所で出発式を行い、松岡市長が「人吉市が被災したときに全国各地からたくさんの支援をもらった。その時の恩を返すべく、現地住民の皆さんに寄り添って、一日も早い復旧に向けて力を尽くしてください」と派遣職員を激励。今後も、県内の被災地に職員を派遣する予定です。

■特別体験に子どもたち歓喜
・SL人吉子ども教室
肥薩線の歴史などを次世代に伝えていこうと、8月17日に人吉駅で人吉鉄道観光案内人会主催の「SL人吉子ども教室」が行われました。
参加した子どもらは、人吉駅前広場に展示中のSL人吉の運転室や煙突下の部分の煙室を特別に見学。石倉機関庫と転車台の見学や、石炭の投炭も体験しました。鹿児島県から祖母と一緒に参加した小学5年の安東郁哉(ふみや)君は「石炭入れと、駅の中やレールの近くを歩くのが楽しかった」と笑顔で話してくれました。