くらし ジンちゃん・ケンちゃんと考(かんが)える人権(じんけん)のいろいろ

■第(だい)57回(かい)「技能実習生(ぎのうじっしゅうせい)」
[父親(ちちおや)]
お父(とう)さんの仕事場(しごとば)に、外国(がいこく)から日本(にほん)に働(はたら)きに来(き)ている技能実習生(ぎのうじっしゅうせい)がいるけど、「今日(きょう)の昼休(ひるやす)みに、郵便局(ゆうびんきょく)に送(おく)ってくれませんか」と頼(たの)まれたんだ。
[ケン]
何(なん)で郵便局(ゆうびんきょく)に行(い)きたいの?
[父親(ちちおや)]
それが、故郷(ふるさと)に住(す)む家族(かぞく)にお金(かね)を送(おく)るためなんだよ。だから、一緒(いっしょ)に急(いそ)いで昼食(ちゅうしょく)を食(た)べて、一番近(いちばんちか)い郵便局(ゆうびんきょく)まで乗(の)せて行(い)ったよ。
[ケン]
お父(とう)さん、いいことしたね。
[父親(ちちおや)]
郵便局(ゆうびんきょく)ではATM(エーティーエム)を自分(じぶん)で操作(そうさ)していたよ。戻(もど)る途中(とちゅう)、自動販売機(じどうはんばいき)に寄(よ)ってほしいと頼(たの)まれて、そこで飲(の)み物(もの)を買(か)ってくれたんだ。その実習生(じっしゅうせい)の心遣(こころづか)いが嬉(うれ)しかったよ。

問合せ:人権啓発推進室(じんけんけいはつすいしんしつ)
【電話】62-1313