- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県上天草市
- 広報紙名 : 広報上天草 令和7年10月号
■高齢者のための災害対策
令和7年8月の大雨では市内各地で浸水や土砂崩れなどの被害が発生しました。災害はいつ、どこで起きるかわかりません。一人ひとりの日々の備えが命を守る力になります。
▽食料の備え
高齢者は、一般的な飲料水や保存食に加え、体力が落ちたときや食欲がなくなったときなどに備えて、レトルトのおかゆやインスタント味噌汁などがあると安心です。また、食べる機能が弱くなった人や栄養状態がよくない人は、ドラッグストアでも購入できる介護食品(スマイルケア食)を活用しましょう。
▽高齢者の災害用品
非常用持ち出し袋は、自分に必要な物を考えて準備しましょう。高齢者が持ち運べる量は約6kgが目安です。一般的な物資に加え、次のものがあると安心です。
・常備薬・お薬手帳、必要な補助器具(補聴器など)
・入れ歯・洗浄剤、着替え、おむつ
・老眼鏡(古い眼鏡を捨てずに再利用)
・下着を汚して替えがない時に役立つ尿漏れパッド
・コンパクトで持ち運びやすく、疲れた時に座れる折りたたみ椅子
▽地域と連携して備える
「かよいの場」などの地域の集まりを通じて、顔の見える関係を築いておくことが災害時の共助(地域の助け合い)につながります。先日の大雨でも近所の人を自宅に避難させたり、被災後の片付けを手伝ったり、地域で支え合う姿が見られました。日頃から地域とつながりを持ち、みんなで支え合う地域づくりを進めましょう。
詳しい災害対策については、首相官邸ホームページまたは政府広報オンラインをご覧ください。
問い合わせ先:地域包括支援センター(高齢者ふれあい課)
【電話】0969-28-3378
