くらし ストップ児童虐待・ストップDV/11月は児童虐待・女性に対する暴力をなくす運動期間です

■11月は『児童虐待防止推進月間』です
児童虐待とは、親などの保護者がそのこどもに行なう、以下のような言動をいいます。
こうした言動は、こどもの心身の成長や人格の形成に重大な影響を与えています。

■虐待の定義
◇身体的虐待
・なぐる、ける
・戸外に閉め出す
・赤ちゃんを激しく揺さぶる　など

◇心理的虐待
・罵声を浴びせる
・きょうだい間で差別する
・こどもの目の前で激しい夫婦喧嘩や暴言・暴力など

◇ネグレクト
・食事を与えない
・極端に不潔な環境で生活させる
・家や車にこどもだけおいて外出　など

◇性的虐待
・わいせつな行為
・性関係の強要
・性器を触る・触らせる　など

■体罰も虐待です
令和元年6月に成立した児童福祉法等の改正法で、体罰が許されないものであることが法定化され、令和2年4月1日に施行されました。
しつけと体罰は根本から異なるものです。
しつけは、社会で自立して生活を送れるように、必要なことをこどもに教え伝える行為です。たとえば、保護者がしつけのためと考えていても、こどもの身体や心を傷つけるのであれば、それは許されない行為です。

■体罰などをしてしまう背景
子育ては、本当に大変です。体罰をしてしまう保護者も「こどもが言うことを聞かない」「育てにくい子」「自分は孤独」などいろいろな不安や悩みを抱えているのかもしれません。
また、自分自身も親から体罰を受けて育ってきたり、こどもに大人として見下されてはいけないと感じていたり、さまざまな背景があります。

■地域の皆さんへのお願い
こどもの泣き叫ぶ声や保護者の怒鳴り声がする、不自然な傷や打撲のあとがある。小さいこどもを家に置いたまま外出しているなど、心配なことがありましたら、こどもたちの安全を守るためにもご連絡をお願いします。
秘密は守りますので、安心してご連絡ください。

連絡・相談先：「虐待?」と思ったら
匿名可能　通話無料　秘密厳守
189(いちはやく)

こども家庭課　女性・こども家庭班(ヴィーブル内)【電話】096-248-1199
県中央児童相談所【電話】096-381-4451

■11月12〜25日は『女性に対する暴力をなくす運動』期間です
女性に対する暴力には、DV、性犯罪、セクシュアルハラスメント、ストーカー行為などがあり、人権を著しく侵害するものです。

◇DVとは
DVとは、配偶者や恋人、元配偶者、以前付き合っていた恋人など、親密な関係にある人、またはあった人から受ける暴力のことです。

◇DVの形態
DVは殴る蹴るなどの身体的暴力だけでなく、無視する・大声で怒鳴るなどの精神的暴力、外出させない・交友関係を制限するなどの社会的暴力、生活費を渡さないなどの経済的暴力、性行為を強要するなどの性的暴力とさまざまな形態があります。多くの場合いくつかの暴力が重なって起こり、また、繰り返し行なわれるという特徴があります。

◇一人で抱え込まずに相談を
チェックリストに当てはまる項目があったら、二人の関係を見直してみる必要があります。暴力は次第にエスカレートして被害が深刻になることがあります。相手との関係が「つらい」「なにかおかしい」と感じていたら、一度相談してください。性別を問わず相談は受け付けています。

◇DVチェックリスト
・キレると壁を蹴ったり、物を投げられたりする
・暴力を振るわれたあと、急に優しくされたり謝られたりする
・「バカ」「死ね」と言われたことがある
・相手の機嫌を損ねないように気を使う
・誰に食わせてもらっているんだ」と言われたことがある
・性行為を強要される
・頻繁に携帯に電話して居場所を確認される
・相手がいないと、なぜかホッとする

連絡・相談先：DV相談ナビ(全国共通)
#8008(はれれば)

こども家庭課　女性・こども家庭班(ヴィーブル内)【電話】096-248-1199
DV相談+(プラス)(24時間対応)【電話】0120-279(つなぐ)-889(はやく)
※チャット相談(正午～午後10時)もあります

■市では児童虐待・女性に対する暴力をなくす運動にあわせてオレンジリボン・パープルリボン啓発活動を行ないます
オレンジリボンには“こども虐待のない社会の実現”、パープルリボンには“女性に対するあらゆる暴力をなくしていこう”
とのメッセージが込められています。
多くの人に知ってもらうために啓発活動を実施します。

日時・場所：
11月8日(土)　総合センター「ヴィーブル」
11月18日(火)　市役所
11月19日(水)　ユーパレス弁天・クラッシーノマルシェ
11月20日(木)　アンビー熊本(志来菜彩・ニシムタ合志店)