- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県氷川町
- 広報紙名 : 広報ひかわ 2025年11月号
■子どもの肥満について
「肥満」は大人だけの病気ではなく、子どもも肥満になります。欧米では以前から子どもの肥満が問題となっていましたが、日本においても子どもの肥満が問題となっています。
▽子どもの肥満はなぜ問題なのか?
肥満の子どもは、その後成人肥満に移行しやすいです。(図1)。また、子どもの肥満も大人同様に糖尿病や高血圧などの生活習慣病を発症する可能性が高くなります。そのため子どもの頃からの肥満予防が大事になります。
▽小児肥満から成人肥満への移行(図1)

▽肥満になりやすい環境と生活習慣
子どもの肥満は何が原因でしょうか?1つは肥満に繋がりやすい食環境にあります。以前に比べるとコンビニエンスストアやファストフード店が増え、便利で手軽に美味しいもの(スナック菓子やジュース、ジャンクフードなど)が買えるようになりました。簡単に買えるので、家庭の中でも常に美味しい物を食べられる環境が現代社会では可能になってきたのが原因にあります。もう1つは夜更かしの生活習慣です。最近ではスマホなどの電子メディアで寝るのが遅くなってしまう傾向があります。夜更かしは翌朝起きられず、食欲がないため朝食を欠食し、その分、夕食や間食が多くなるという悪循環を生みます。また、睡眠不足は食欲を抑えるホルモンを低下させてしまい、空腹感を増強させます。結果、夜更かしも肥満の原因になるのです。
▽子どもの肥満を防ぐために心がけたいこと
・早寝、早起き、朝ごはんを食べる
・テレビやスマホなどの電子メディアを控える
・睡眠時間を十分取る
・お菓子やジュースを常備しない、必要以上に与えない
・夜食を控える
・体を使った遊び、運動をする
生活習慣を変えるのは難しいですが、出来ることから始めてみて子どもの肥満を予防しましょう。
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