文化 カンパーイ!湯前からプロのお笑い芸人誕生!

本町出身で現在東京を拠点として活躍する『エンブン。』こと、黒﨑友一(ゆういち)さん。昨年4月からプロのお笑い芸人の道を歩み始めました。熊本でお笑いを広めるためにも日々努力を重ね、笑顔を届けている黒﨑さんにインタビューしました。

■Profile
エンブン。(くろさきゆういち)(37・中里2区出身)
吉本興業東京本社所属。NSC東京校30期生のお笑い芸人。中学生のころ、ラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』で黒﨑さんが送ったハガキが読まれたことがきっかけで、お笑い芸人を目指すように。「ブンブンブブブン、エンブン。」と自己紹介ギャグで観客の心をつかむ

■プロとして活動
進学をきっかけに18歳で湯前町を離れ、熊本市で過ごしてきた黒﨑さん。熊本市での多くの人との出会いが芸能活動を始めるきっかけとなり、平成22年から県内を中心に芸能活動を始めました。
最初は仕事をしながら、趣味程度に芸人活動をしていました。あるとき、人生を振り返って見つめ直したことで、本気で芸人にチャレンジしてみたいと考えるように。“近頃のお笑いの世界は、芸の幅がとても広くなっている。劇場での出番はもちろん、テレビ番組やイベント出演など、バラエティ豊かな環境である東京で、芸人として活動したい”と思い、令和4年に上京しました。
令和6年には、日本最大規模であるお笑いの養成所『吉本総合芸能学院(通称…NSC)』に入学。1年間お笑いの基礎を学び、昨年4月から吉本興業東京本社所属の『エンブン。』として、プロのお笑い芸人人生が始まりました。

■たくさんの人を笑顔に
現在ピン芸人で活躍する黒﨑さん。ネタを考えるのはもちろん自分です。「ネタの種類や形にはまらないように、個性的なオリジナルのギャグを考えている。誰もやっていないようなギャグを披露して、笑ってもらえたときがうれしい」と話します。
昨年9月14日に本町で開かれた敬老会では、ゲストとして熊本にゆかりのある落語家の桂竹紋(たけもん)さん(42・落語芸術協会)・金木犀茶々(きんもくせいちゃちゃ)さん(36・社会人落語家)とともに舞台に立ち、軽快なトークとギャグを披露。元気いっぱいの声と次々と繰り出されるギャグで、会場は参加者の笑い声と拍手に包まれました。

■熊本の仲間とともに
熊本での活動がきっかけとなり東京で出会った、俳優の藤原基樹(もとき)さん(43・オフィス35)・舞台役者の新村宗二郎(にいむらそうじろう)さん(43・劇団前進座)・桂竹紋さん・黒﨑さんの4人で結成した『THE(ザ)HEGO(ヒーゴ)LES(ルズ)』。昨年12月9日にゆのまえ温泉湯楽里で、公演『“SHINIGAMI”TOUR2025』を開催。“熊本出身・東京在住・同年代”の共通点を持つメンバーによる漫才・コント・落語・落語を元にした演劇が披露され、来場者の笑いを誘いました。
ヒーゴルズの公演は同ツアーが初めて。湯前町のほか鹿児島市・八代市・天草市・福岡市・熊本市で、延べ13公演が行われました。「次回の開催は未定。同ツアーの結果次第では、年1回のペースで公演したいと思っている」と話す黒﨑さん。今後の活躍が楽しみです。

■ふるさとの地でお笑いを
大阪や東京に比べ、地方ではお笑いに触れる機会が多くありません。「養成所で学んだお笑いの基礎やプロの芸人としての取組など、これまで学んだことを熊本に持ち帰り、お笑いの後任を作りたい。そして、お笑いファーストなイベントの開催や劇場を作ってお笑いの世界を広めたい」と未来への思いを掲げました。
イベント出演やプライベートなどで、湯前町に帰省する黒﨑さん。「幼いころに見た風景から変わっていない所もあり、とても懐かしく思う。小学生のころにした新聞配達が心に強く残る良い思い出。将来的には帰ってきたいと思っている」とふるさとへの思いを話しました。
「SNSでネタを発信するなど、新しいことに挑戦する“チャレンジ精神”を忘れず、これからも活動を続けていきたい」とお笑いに熱い思いを注ぎ、日々芸を磨く黒﨑さん。今日も多くの人に、元気と笑いを届けます。