くらし 新年のごあいさつ 午年の思い(1)

■町長 長谷和人
新年明けましておめでとうございます。町民の皆さんにおかれましては、穏やかで希望に満ちた新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。令和8年の幕開けに、謹んでごあいさつ申し上げます。

▽節目の年を振り返る
昨年は昭和でいうとちょうど100年となる年でした。「団塊の世代」の皆さんが後期高齢者となり、社会構造の変化があらゆる分野に影響すると懸念されたところです。また、昨年は戦後80年の節目の年でもありました。激動の日々を経て復興を遂げた昭和の時代を教訓としながら、恒久平和を望むとともに戦争の記憶を次世代へ語り継ぐことが私たちの責務と考えます。
6月には「ON」コンビとして、王貞治氏とともにプロ野球を国民的スポーツに押し上げた長嶋茂雄氏が亡くなられました。私が野球少年であった当時、長嶋氏が引退セレモニーで発した「我が巨人軍は永久に不滅です」という言葉は、多くの国民の記憶に残っているものと思います。「記憶の長嶋」と言われ、多くのファンに愛された昭和のスーパースターの活躍に改めて敬意を表します。
11月には高市早苗氏が第104代内閣総理大臣に就任し、憲政史上初の女性首相が誕生。高市首相は現内閣を「決断と前進の内閣」と名づけ、強い日本経済を作り上げて外交や安全保障で国益を守り抜くと主張されています。「令和の米騒動」が収束しない中、トランプ政権の追加関税などもあり経済は大きく混乱しています。ほかにもさまざまな難題を抱えている状況ですが、高市首相には手腕を発揮いただき、主張どおり強い日本経済を作り上げていただきたいと切に願っています。
また、組閣では金子恭之氏が国土交通大臣に、木原稔氏が官房長官に任命されました。両氏が国の発展は元より、郷土熊本の発展にも尽くされることを期待しています。

▽ソフト・ハード共に推進
町内では、湯前町が持つ「杵つき精米」の技術向上やブランド化を目指すためにフードゲート株式会社様と、地域資源の活用・地域経済の活性化・健康増進・防災などの分野で連携を強化するためにドゥ・ヨネザワ企業グループ様と包括連携協定を締結しました。また、令和2年7月豪雨災害からの復旧復興・創造的復興のシンボルとなるよう、湯前駅周辺の再開発を進めていますが、その一つの目玉である湯前駅レールウイング複合施設の再整備が昨年終了しました。今後は地域の皆さんにイベントや交流活動の拠点として利用してもらいたいと思います。

▽力強く前進する1年に
令和2年7月豪雨災害の復旧復興はまだ道半ばです。引き続き復旧復興を最優先として事業を進めていきます。なお、くま川鉄道が9月までに全線開通する予定ですので、湯前駅周辺の再開発をソフト事業も含めて力強く進めていきます。
ことしの干支は「午」で、十干十二支でみると「丙午」の年です。「丙」と「午」は、どちらも火の性質を持つとされるため、非常に活力が強く、情熱的な年になると言われています。また、馬は古くから神様の乗り物として神聖視されているだけでなく、飛躍・前進する姿から「勝負運」や「開運」の象徴とされていて、荷車を引く姿から交通安全や旅の安全、商売繁盛などのご利益があるとも考えられています。ことし1年が湯前町と町民の皆さんにとって、活気にあふれ、大きな目標に向かって力強く前進する年になることを心から祈念し、新年のごあいさつとします。