- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県湯前町
- 広報紙名 : 広報ゆのまえ 2025年6月号
■心を一つに全力プレー
大会スローガン~No LAZE 今、この瞬間を全力で~
湯前中学校(酒井勇一校長)の第79回体育大会が5月18日に同校で開かれ、全校生徒が赤白に分かれ優勝をかけて競い合いました。
前日までの雨の影響も心配されましたが、早朝から保護者や教師らがグラウンドを整備し、予定どおり実施。実行委員長の石神絵翔(かいと)さん(3年・古城)は「限られた時間の中で練習を積み重ねてきた。仲間と協力して最後まで諦めずに頑張ろう」とあいさつし、両団長が選手宣誓をしました。
陸上種目では、選手たちが1番にゴールテープを切ろうと全力でグラウンドを駆け抜けました。3年生の親子競技では、二人三脚やキャッチボールなどで協力プレー。最後は生徒が家族をおんぶしたりだっこしたりしてゴール。「重い~!」「軽くなった?」と成長を感じる声も聞こえ、たくさんの笑顔が溢れました。
閉会式では、生徒会長の藤岡祐将(ゆうと)さん(3年・上里3)が「練習期間中は上手くいかずに慌てることもあったが、生徒が主体的に行動し、生徒が主役の体育大会ができた。体育大会で学んだことを、これからの学校生活に生かしたい」と話しました。最後には生徒が肩を組み、大きな声で校歌を歌いました。
全ての日程が終了した後、白団団長の神﨑哉耶(さいや)さん(3年・上村)、赤団団長の岩野一花(いちか)さん(3年・瀬戸口)がそれぞれあいさつ。神﨑さんは「最後まで全力で戦ってくれてありがとう。これからもみんなで協力して頑張っていこう」と話し、岩野さんは「不安が大きく、練習中には本当に自分で大丈夫かと何度も思ったけれど、赤団のみんなが堂々と胸を張らせてくれた。ありがとう」と涙を浮かべ話しました。
生徒・保護者・教師の全員で作りあげた体育大会。練習から準備、本番まで全員が力を合わせて助け合った時間と経験は、生徒たちの大きな成長の糧(かて)となり、学年を超えた絆を育むきっかけにもなりました。