子育て 目指すは頂点!給食甲子園開幕

最も優れた献立内容を決める大会『第20回全国学校給食甲子園』に応募するため、湯前小学校の栄養教諭、田代優子さんがオリジナル献立を考え、5月20日には同校小学校の児童らが実食しました。
同大会は、全国の学校給食で出されている料理を競う大会で、食育を広めることを目的としています。食に関する課題など毎年大会テーマが異なり、今回は「食育を創る我が校の学校給食」に沿って献立を考えました。今回考えた献立は、食品ロスや地産地消、地域の農業を応援することなど、子どもたちに伝えたい思いを込めた『SDGsメニュー』。湯前産のイチゴや骨かじりなど特産品や郷土料理を積極的に取り入れています。また、漫画のまち湯前をアピールするため、いろいろな種類の野菜を使った楽しいサラダを『コミックサラダ』にするなど、料理名にもこだわりが。目で見て・耳で聴いて・味わっておいしさを感じられるように工夫されています。
今回献立を考えた田代さんは「地元産の食材や郷土料理を使うことで、郷土をアピールした。日々いろいろなことにチャレンジする子どもたちに力をもらっていて、私も何か挑戦したいと思った。今回の給食で、食の課題をクリアするための知識を身につけてほしい」と話しました。
小学校では、栄養バランスや見た目を工夫するなど自分でオリジナルメニューを考える『リクエスト給食コンテスト』が行われます。今回のSDGsメニューのように郷土への愛が詰まった新しいまちの特産品となるようなメニューが生まれるかもしれません。
なお、大会は四次選考まで行われ、勝ち残った献立が12月に東京都で開かれる決勝大会へと進みます。

■S(すばらしい)D(伝統料理を)G(学校給食に)s(した)メニュー(SDG’sメニュー)
主食:ぴかまるごはん…湯前産のもちもちしたご飯
主菜:骨かじり丼…骨からはずした肉を豚骨スープで炊いてアレンジ
副菜:コミックサラダ…高瀬豆腐店の豆腐や学校で育てたカボチャを使用
副菜:SDG’sなお漬物…下村婦人会の『きりしぐれ』
おやつ:いちごのふわもち蒸しパン…湯前産のイチゴ・県産米粉使用
乳製品:くまのめぐみ牛乳…人吉球磨のおいしい牛乳