くらし 〔議会だより第47号〕一般質問~村の現状!今後の見通しは!!~

■杉野 久志議員
Q:村道維持管理における地域と役場の役割は
A:地域に可能な範囲で協力いただき、必要な事柄は役場が行う

問:村道認定の目的とその役割は
答:建設課
目的は、村内における道路網の整備、村内外との交通の利便性の向上にある。役割は地域住民の日常生活、コミュニティの形成、また災害時における避難路や緊急車両の通行路など重要な役割を担っている。

問:現在の村道認定状況は
答:建設課
認定数は1級5本、2級6本、その他177本。合計で188本を認定している。

問:側溝の管理について
答:建設課
災害を未然に防ぐため土砂撤去や側溝補修などを必要に応じ行っている。

問:支障木の伐採について
答:建設課
道路沿いの樹木を所有されている者に対し、点検の実施と、危険な場合の伐採等について対応をお願いする旨、広報誌にて周知している。緊急時には、道路管理者が伐採を行う事もある。

問:所有者が不明な場合や高齢者等が自ら伐採出来ない場合の対応は
答:建設課
風による倒木や通行に支障が生じる恐れがある場合には、道路管理者が伐採できるよう民法の改正がおこなわれている。その場合の伐採費用は通行の危険性や事故防止を優先し、村で負担している。地域活動(村道手入れ)における住民の活動範囲は建設課安全な範囲での作業をお願いしており、車両通行に支障をきたす箇所や通学路を中心に除草等をお願いしている。

問:地域活動による村道手入れ後の刈草の放置は、道路管理上支障をきたす可能性があると考えるが、搬出についての考えは
答:建設課
除草後の刈草の搬出については依頼していない。刈草の集積や搬出が必要な箇所については、役場から業者へ発注し、重機等を使って搬出するなどの検討させていただきたい。

■山崎 隆浩議員
Q:旧湯山小学校宿泊施設と旅館民宿の共存のあり方は
A:旅館・民宿が満室時に受け入れ、企業研修も推し進める

問:合宿、観光客、イベント、仕事など宿泊客の現状は
答:地方創生推進課
・合宿…5,991人(45%)
・一般観光客…1,808人(13%)
・イベント…905人(7%)
・仕事…2,600人(20%)
・キャンプ場…1,939人(15%)
合計:13,243人

問:旧湯山小学校宿泊施設の概要と、営業開始予定は
答:地方創生推進課
宿泊可能人数は170人で、食堂も併設しており120人が同時に食事可能。「アスリートから高齢者まで」をテーマに、健康とスポーツをキーワードにした調査・研究・教育を積極的に推進する宿泊施設を目指す。令和8年5月を営業開始目標としている。

問:施設・設備の優位性や利便性により、旧湯山小学校宿泊施設に予約が集まる可能性もあると思うが、どの様な対応を取られるのか
答:地方創生推進課
民間の宿が満室時や対応ができない場合等の宿泊受け入れを想定している。また、陸上競技場が完成すると、短距離・サッカー・企業研修等の合宿が始まることから、2〜3倍の宿泊者増を見込んでいる。

問:宿泊施設は年間通しての営業となるのか。また、運営方針は
答:地方創生推進課
年間を通して営業する予定。宿泊料金は区別化する予定だが、様々な意見を聞きながら決定したい。旅館民宿が無理せず運営を行える手助けとなり、支えあいながら地方創生にまい進できるよう努める。また、宿泊施設としての機能とは別に、住民を対象とした身体測定や交流の場、熊本保健科学大学の学びの場として活用する。

問:観光産業に転換期を迎える可能性を感じるが、今後のビジョンは
答:中嶽村長
地方創生は他の地域と差別化を図ることと思う。健康をテーマに熊本保健科学大学と包括連携協定を結んでいるので、アスリート支援に加え村民の健康寿命を引き上げる支援を計画している。維持管理については、ふるさと納税の基金を有効活用し運営を行うこととしている。