くらし 人権の広場

■正しく学び、正しく伝えましょう
~水俣病をめぐる人権~

◆水俣病とは?
工場排水中のメチル水銀に汚染された魚介類を、長い間たくさん食べたことが原因となって発生した中毒症のことです。伝染病・遺伝病・風土病などではありません。
主な症状として、両手足の感覚障がいや視覚・聴覚障がい、運動失調などがあります。妊娠している母親の体内に入ったメチル水銀が、胎盤を通して胎児へ取り込まれたことにより発症した胎児性水俣病も発生しています。

◆学習・啓発のための施設
○水俣市立水俣病資料館
水俣病に関する資料の展示や語り部・伝え手による講話などを通して、水俣病の歴史や教訓を伝えています。

◆関係する主な取組
○水俣に学ぶ肥後っ子教室
県内の全ての公立小学校や義務教育学校5年生を対象に、水俣病への正しい理解を図り、偏見や差別を許さない心情や態度を育むとともに、環境や環境問題への関心を高め、環境保全や環境問題の解決に意欲的に関わろうとする態度や能力を育成することを目的に実施しています。

参照:人権研修テキスト(人権全般編)
熊本県 人権同和政策課

私たち一人一人が水俣病について正しく理解するとともに、誤った情報に基づく言動に出会ったときには、正しい情報を伝えることが差別をなくすことにつながります。

問い合わせ:教育委員会 社会教育係
【電話】32-1117