- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県球磨村
- 広報紙名 : 広報くまむら 2025年11月号
9月20日、21日の両日、『復活!日本一の大鮎釣り選手権大会2025in球磨川』が開催されました。
初日は、人吉市中川原公園で開会式と予選会を、二日目の決勝戦は球磨村一勝地を会場に行われ、全国各地から集まった太公望、球磨川大ファンの皆さんが、球磨川大アユとのファイトを楽しみました。
かつて球磨村では、釣り上げた3匹のアユの合計の長さを競う「3匹で1メートルの巨アユを釣ろう」をキャッチフレーズに、令和元年度まで球磨村商工会を中心に毎年『大アユ釣り大会』が開催されていましたが、令和2年7月豪雨災害以降、開催中止を余儀なくされていました。
そのような中、「球磨川を元気にしたい、盛り上げたい」という全国のアユ釣りファンの後押しを受け、東京都に本社のある『株式会社つり人社』の主催で、昨年から開催されています。今年も、全国各地から81名の参加があり、初日、人吉市での予選を勝ち抜いた24名が、翌日の球磨村一勝地での決勝に挑みました。
今年は、広報くまむら9月号にも記載した通り、私自身初心者ではありますが、この大会に出場すべく準備を進めてきました。しかし、結局、一度も川に入ることができなかったので、大会出場は断念するつもりでした。
すると、大会前日の金曜日です。大会関係者の方から連絡をいただき、「仕事が終わってから球磨川に来てください。釣り方を教えます」とのこと。アユ釣りをされる方ならご存じかと思いますが、アユ釣り師「野島玉造((のじまたまぞう)」さんを含む5名の方が準備をして待っていてくださいました。皆さんに見守られながら、本当に緊張の30分でした。すると、1回目のあたりで、なんとアユが釣れたんです。初めての経験で焦ったこともあり、足元まで来たアユをバラしてしまいました。めげずに再度釣り開始。すると30分くらいたった頃でしょうか、2回目のあたりでは、自分で言うのもなんですが、約27センチのアユを見事釣り上げることができました。私以上に周りの方々に喜んでいただき幸せな時間でした。
地元の首長ということで、昨年から人吉市長とともに、この大会に関わらせていただいておりますが、今年は、決勝戦にオープンではありますが参加させていただき、人吉市長は6匹、私も3匹釣ることができました。
その後、午後1時から球泉洞にて閉会式が行われました。閉会式では、野島玉造さんが挨拶で、30年前から球磨川に来て、大坂間地区の川口商店さんにお世話になってきたこと、そして参加者の皆さんに、「球磨川に感謝してください」と呼びかけられました。
私は、この大会を通して、球磨川そして球磨村の魅力、人の温かさを改めて感じることができました。
この大会には、村内のたくさんの皆さんにもご協力いただきました。本当にありがとうございました。また、大会を主催し、運営された全ての皆さんに感謝を申し上げます。すでに来年の大会が今から待ち遠しく感じています。
