文化 日田の夏来たる 山鉾一堂に会す 日田祇園山鉾集団顔見世

7月20日(日)、2年振りに開催された「日田祇園山鉾集団顔見世」。晴天に恵まれたこの日、圧巻の光景を一目見ようとJR日田駅前に約2万人が訪れました。また、今年は日田まつり振興会会長である椋野市長が、女性としては史上初めて、平成山鉾の棒鼻に乗って登場。会場が大きな歓声で沸きました。

約300年の伝統を誇る、日田の夏の風物詩「日田祇園」。疫病や風水害を払い安泰を祈念する豆田八阪神社・隈八坂神社・竹田若八幡宮(若宮神社)の神事で、ユネスコ無形文化遺産に登録されている。日田の暑い夏を盛り上げるこの一大イベントが、今年も7月26日(土)・27日(日)に行われました。
賑やかな祇園囃子の音色が響き渡る中、絢爛豪華な山鉾が豆田地区、隈・竹田地区の町並みを巡行。勇壮な男衆の熱気と威勢の良い掛け声で、町は一気に高揚感に包まれました。昼間は、各山鉾の背を飾る華麗な見送り幕や、地元の人形師の手によって命を吹き込まれた人形に、多くの人々が目を留めていました。