くらし 市長コラム22虫の目と鳥の目と魚の目と

■200海里の森づくり
日田市長 椋野美智子
200海里の森づくり事業は、日田市中津江村に福岡市や大川市などの方々が来られて、中津江村の住民の方たちと一緒に植樹や下草刈りをする事業です。
福岡市の水道水の3分の1は日田に源流のある筑後川の水、有明海の魚やノリを育んでいるのも筑後川の水です。それを忘れずに毎年森づくりに来てくれます。福岡市は毎年、副市長も来られます。

昨年、三郎丸橋が被災した時、架橋している下水道管対応について、福岡市に支援のお願いに飛んで行きました。親身になって相談にのってくれました。
もちろん、国も県も支援してくれますが、どちらも下水道事業は持っていません。現場に即した技術的アドバイスは、市にしかできないのです。これは、廃棄物行政についても同じです。
政令指定都市である福岡市と水の縁でつながっていることは、日田市にとって、とても心強いことです。

水だけではありません。日田市は電力や人財でも福岡都市圏とつながっています。福岡経済界には日田市出身の方がたくさんおられ、今度の九州経済連合会の会長は日田市出身の方です。

この夏、全国を日田市のトップセールスに飛び回りました。
日田市出身の、あるいは日田市にゆかりの逸材が、福岡にも東京にも関西にもたくさんいらっしゃいます。
動けば動くだけ、ご縁が広がり太くなって、日田市の応援団が増えます。

市長就任3年目、おかげさまで日田市が変わってきた手応えを感じています。
ご縁をしっかり活かしてまいります。