- 発行日 :
- 自治体名 : 大分県竹田市
- 広報紙名 : 広報たけた 2025年1月 NO.238
竹田市監査委員:後藤英一、山村英治
令和6年7月から10月までに実施した監査の結果をお知らせします。
関係法令、条例、規則等に基づいて適正に処理されているか、審査した結果一部に改善を要する事例が見られたが、おおむね適正に行われていると認めた。
■人権・部落差別解消推進課
・事務分掌において、人権・部落差別解消推進係(兼務)として総務課、市民課、建設課、教育総務課そして各支所に人権相談・啓発に関する部署を置いてある。すべての職員が根強く残る諸問題を深慮して、対処することを要望する。
■畜産振興課
・畜産業全般の経営安定のため、国や県の補助制度を活用するとともに自給飼料の生産拡大や未利用地を活用した放牧、低コスト生産を推進するなど独自の取り組みを要望する。
■会計課
・予算、法令等に準拠した会計書類の整備、適切な履行確認等が行われているかなど、適切な出納処理に引き続き努めること。
■荻支所
・支所業務については、各係との連携を深め、効率的かつ効果的な執行を要望する。
・支所が管理する施設については、公共施設等総合管理計画に基づき関係課と協議した方針等により処理すること。
■久住支所
・支所業務については、各係との連携を深め、効率的かつ効果的な執行を要望する。
・久住高原農業高等学校学生寮施設管理については、引き続き経費節減を図ること。
■直入支所
・支所業務については、各係との連携を深め、効率的かつ効果的な執行を要望する。
・支所が管理する施設については、公共施設等総合管理計画に基づき関係課と協議した方針等により処理すること。
■竹田幼稚園・南部幼稚園
・教育目標に向けて家庭や地域との連携を深め、目標達成を目指しての取り組みを要望する。また、幼保小架け橋期の教育の充実に向けた取り組みを引き続き図ること。
■学校給食共同調理場
・学校給食調理場の運営を円滑・効率的に行うため、学校内の協力だけではなく、保護者や地域及び学校給食運営審議会の協力を得て運営すること。また、給食費の未納金については引き続き収納に努めること。
■図書館
・旧図書館について、公共施設等総合管理計画に、売却・譲渡の方針が検討されているが、芸術活動の場として貸与(例・演劇塾)することや、売却・譲渡の条件を整えて、その内容を全国に公開したらどうか。
・3町図書室の利用拡大について、地域の暮らしのサポートセンターや後継者、町づくりグループ、地元企業や学校等と一堂に会する場を設けて、意見の集約をしてみたらどうか。
・子どもたちがタブレットを利用するようになって、図書館の利用減少が見られる。第2次竹田市総合計画に、電子図書館の導入により、大人から子どもまで、時間や場所を問わない学びの手段が得られると謳われている。この利用実績を踏まえて電子図書館構想に速やかに着手することを要望する。市民の電子図書の利用も、今後大きく進むことが予想され、早期に着手することを要望する。
■選挙管理委員会事務局
・公職選挙法等に基づき公明かつ適正な選挙の実現に取り組むとともに、投票率の向上を図るため投票しやすい環境づくりに引き続き取り組むよう要望する。
■白丹小学校・久住小学校・城原小学校・直入小学校・直入中学校
・(1)備品の管理 (2)寄附採納手続き (3)理科薬品の管理 (4)防災訓練等の実施 (5)準公金の管理 (6)遊具・校舎等の日常確認の項目について監査した結果、関係規則、要綱等に基づき適正に処理・実施されていた。
・教育目標に向けて、地域・家庭の連携を図り目標達成に向けて取り組まれるよう要望する。
■学校支援センター
・予算の執行状況、備品の管理、準公金の管理、事務職員未配置校への支援について監査した結果、関係規則、要綱等に基づき適正に処理・実施されていた。
・今後は、学校統合事務を当センターが引き受ける予定と聞いた。無理のないプロセスについて、教育委員会と充分な協議を進めてほしい。竹田市の小さな学校が都市部の学校と遜色ない教育現場となるように、引き続きご助力を要望する。
・学校支援センターの運営方針に基づき組織力を生かし、竹田市全体の学校教育の推進に取り組むよう要望する。
問合せ:監査事務局
【電話】63-4819