くらし 自助・共助で災害に備える(1)

昨年8月29日、台風第10号襲来に伴い線状降水帯が発生するなどの影響で、国東半島一帯が豪雨に見舞われました。
市内でも、香々地地区で時間雨量95mmの猛烈な雨を観測し、竹田川や桂川の水位が氾濫危険水位を超えたことで、本市初の警戒レベル5(緊急安全確保)を発令。市内各地で土砂崩れや床上・床下浸水など甚大な被害が発生しました。

■重要になる「自助」と「共助」
豪雨・台風をはじめとする自然災害は、いつ・どこで起きるかわかりません。
また、近年は、大雨災害や台風災害の規模が大きくなっており、ひとたび大規模な災害が発生した場合は、市役所をはじめとする公的機関からの支援である「公助」の手がすぐに届かない場合があります。
そんな時代だからこそ、自分・家族を守る「自助」、そして、近所や地域の人たちで助け合う「共助」が重要になっています。

■力を発揮した「共助」
実際に、昨年の台風第10号襲来時にも、地域の消防団員や隣近所の方による助け合いや、避難所に避難した方による配膳の手伝いなどの「共助」が大きな力を発揮しました。

■家族や地域で考えてみませんか?
梅雨時期となる6月や7月は一年で一番降雨量が多い時期です。この機会に、ご家族で「自助」について、地域で「共助」について話し合ってみませんか?

「自助で備える」…「昨年の台風第10号の発生経過」と「もしもの災害時に自分や家族を守るために必要な情報収集」について、大分地方気象台の職員さんに聞きました。
「共助で備える」…地域で助け合う「共助」の取り組みについてご紹介します!