くらし 市長室から Vol.120

杵築市長 永松 悟

■市内生徒の国際交流
杵築市は、昨年8月に万博国際交流プログラムに登録され、ブルンジ共和国とジンバブエ共和国のホストタウンとして交流を進めてきました。以来、市内小・中学校でのADNJ(在日アフリカ人ネットワーク)の皆さんとの交流やウスビ・サコ万博副会長の講演などで、アフリカの文化や歴史・産業などを学んできました。
そして、先月14・15日の二日間、市内の小学6年生と中学生の45名が大阪・関西万博を訪問しました。
14日は、午後にブルンジとジンバブエのパビリオンを見学。夜はADNJの皆さんが会場内に開業しているアフリカンダイニングホールPANAFで文化交流を行い、子どもたちもその輪に入って、大いに盛り上がりました。
15日は、ブルンジのナショナルデーに参加。披露された太鼓の力強さとリズム、そしてアクロバティックな踊りなど、桁外れの躍動感に、詰めかけた観客も大喝采でした。
その後、生徒たちは、出演者の皆さんと直接、交流することができ、また、国の代表であるニジンベレ商業・交通・産業・観光大臣とも交流の時間をいただくことができ、大満足の一日となりました。

■坪井達史さん
生徒たちが、こうした貴重な体験ができたのも、山香在住の坪井達史さんが、長年に亘りJICAの稲作上級アドバイザーとして、食糧問題に苦しむアフリカ各国で、現地の人たちの先頭に立ち、ネリカ米(NewRiceforAfrica)の普及に取り組まれてきたお陰です。
アフリカの国々の難題に希望の光をかざすとともに、杵築市の子どもたちには広く、そして深く世界を見ることの大切さを教えていただいています。
市を代表して、心から感謝申し上げます。