文化 ジオパーク広場

◆シリーズ豊後大野の石 (11)層状石灰岩(紫雲石)
シリーズ豊後大野の石、第11回は層状石灰岩です。
層状石灰岩は、サンゴや石灰分を含む生き物の死骸が細かく砕かれ、海の底に層になって堆積することによってできた石灰岩の一種です。豊後大野市でとれる層状石灰岩は、灰色の層と赤紫色の層が交互に繰り返すように重なっており、灰色の層が石灰岩、赤紫色の部分は火山の噴火によって降り積もった火山灰などの層と考えられています。色合いが美しいことから「紫雲石」の名前で庭石などに重宝されています。
層状石灰岩は、岩ができる場所と環境が限られていることから非常に珍しく、市内では三重町南部のごく一部のみに分布しています。豊後大野市資料館ジオパークミュージアムでは、この層状石灰岩を総合展示室において常時展示しています。

問い合わせ先:豊後大野市資料館ジオパークミュージアム
【電話】0974-24-0040
休館日/月曜・祝日