くらし 【農業サポーター】教えて!甲斐指導員

■10月の重点作業
秋冬野菜の生育の最盛期です。かん水、追肥、間引き、中耕除草など管理を行いましょう。

○ダイコン
深耕が重要です。播種後1ヵ月で長さは決まり、その後肥大を始めます。初期に肥料が多いと又根が多くなります。つまり、ダイコンは生育後半に肥料を効かせるとよくできます。間引きで根を傷める場合もありますので、間引きをしない1粒播きもいいでしょう。

○キャベツ
定植後は初期から肥料を効かせる必要があります。定植10日後、30日後、50日後と結球開始までに3回は追肥をしましょう。追肥したら必ず水やりしましょう。

○はくさい
生育初期に肥料切れしないよう速効性のある肥料で早めに追肥します。定植10日後、30日後、50日後と3回行います。結球後に追肥すると苦みが多い葉になるので厳禁です。収穫時に肥料が残らない状態にすると結球後の日持ちがよくなります。

○たまねぎ
極早生の定植期です。初期の肥料過多はトウ立ち(男タマネギ)になりやすいので注意しましょう。苗の根が長く植えにくい場合は根を少し短く切っても構いません。連作も可能です。

○ホウレン草
冷涼な気候を好みますので25℃以上だと発芽率が低下します。また、酸性土壌に極めて弱いので石灰類で酸度調整をしましょう。肥料は全量を元肥で与え追肥はしません。種まき前に堆肥とリン酸を多めに施しておくとよいでしょう。

○春菊
光を好む好光性種子なので覆土は薄くしましょう。発芽率がほかの野菜に比べて低いので新聞紙などベタ掛けし、強い雨や乾燥から守りましょう。基本的には元肥のみで追肥は行いませんが、栽培期間が長くなり葉色が薄くなる場合は追肥をします。

問い合わせ:農政課
【電話】097-582-1293

■ふとうがらし生産拡大プロジェクト
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由布市では「とうがらし」を市の重点作物とし、市内全域に普及を図っています。農業初心者でも可能で、小面積でも始められます。(社)ユフイムズで全量買い取ります。個人・団体は問いません。興味のある方は10月30日(木)に、「現地訪問and説明会」を開催します。希望される方は、10月24日(金)までに農政課までお申し込みください。

問い合わせ:農政課
【電話】097-582-1293