- 発行日 :
- 自治体名 : 大分県九重町
- 広報紙名 : 広報ここのえ 令和7年10月号
『言葉の力』(言霊)
文化財調査員 佐藤 頼久
秋の夜長は、読書に最適です。又、十一月三日の文化の日も近づいています。文化とは良き言葉が書物や手紙等で文字として彩られた、良い意味で化けたものだと思います。
いつも感謝の心を持ち微笑みを絶やさず、謙虚な姿勢を貫くことが肝要です。このことを体現しているのが、ドジャースの大谷翔平選手です。彼は、他人が捨てたゴミを拾うことは運を拾うこととして今や世界環境美化活動のアイコンとしての地位を占めています。また、家族やペットそしてチームメイトやスタッフに感謝の心を持ち、時速160kmのデッドボールを左肩に受けても乱闘騒ぎを治め和解の行動を取り、野次や罵詈雑言のパドレスファンに対し、ホームラン後にその人に対し、ハイタッチし敬意を示すなど行為とユーモアのセンスを表現しました。
従って私達は過去の偉人であるお釈迦様やイエスキリストそして孔子等の教えを学びその言葉の数々を受容することが重要です。現代の偉人と言えば、パナソニックの創業者松下幸之助氏の『道をひらく』やカーネギーの『人を動かす』そして最後に『君に成功を贈る』を書いた中村天風氏です。彼の影響を受けたのは、東郷平八郎、原敬、松下幸之助、双葉山,稲盛和夫、広岡達朗などの著名人です。
言葉が環境(周囲の雰囲気)を創る。良い言葉が使われていると善良の霊魂が集まり、ほのぼのとした暖かみのある環境になる。悪い言葉(憎悪、恨み、嫉妬等)が吐き出されると悪霊達が集結し殺伐とした寒々しい環境を造り出す。
九重町が文化の香り高い町として今後存続していく為にも良い言葉を沢山語り、為になる良書を多く読み語り合うことが必要だと思います。
最後に般若心経の終わりの言葉【そわか】の精神です。【そ】は掃除、【わ】は笑い、【か】は感謝です。この【そわか】の心を持ち続けたいものです。
