- 発行日 :
- 自治体名 : 宮崎県宮崎市
- 広報紙名 : 市広報みやざき No.986 令和7年12月号
地域の消防・防災のリーダーとして、日頃から地域に密着し、住民の安心と安全を守る重要な役割を担っています。男性団員だけでなく、女性団員も多くいるなど、幅広い年齢層の団員がさまざまな場面で活躍しています。
◆消防団とは?
火災や災害が起きたときに、自宅や職場からすぐに現場へかけつけ、消火や救助活動、地域の安心・安全を守っている非常勤特別職の地方公務員です。令和6年の竜巻災害や令和7年に発生した鏡洲火災でも最前線で活躍しました。
◆さまざまなシーンで活躍!
▽舟艇訓練や関係機関との連携訓練
水難事故を想定した舟艇訓練や、山林火災などの大規模火災に備え、県防災ヘリ「あおぞら」などの他機関との連携訓練も行います。
▽夜間特別警戒
空気が乾燥し、火災が起きやすい年末は、消防団員が消防車で夜間に地域を巡回します。警鐘を鳴らしながら「火の用心」を地域住民に呼びかけます。
▽防災訓練など地域イベントに参加
さまざまなイベントや地域のお祭りなどにも参加し、火災予防の呼びかけや消防団活動のPRを行いながら、地域とのつながりを深めています。
◆消防団員(ヒーロー)に変身(チェンジ)!!
▽医療と地域防災両方で命を守る
消防団歴14年 ひだかさん
木花分団第3部部長。病院で検査業務を行う放射線技師長として勤務しながら、消防団の活動にも取り組んでいる。
知人の誘いで「地域のために」と入団しました。病院勤務のため日中の出動は難しいので、団員への連絡を担当しています。台風や豪雨の際には、河川の増水や倒木、がけ崩れの危険がある場所を見回ったりします。
▽“かっこいい”に憧れて地域に寄り添う女性団員
消防団歴3年 おざきさん
女性分団女性2部部長。ラジオパーソナリティとして活躍するほか、会社員としても勤務しながら、女性分団員としても活動。
消防団の知人を見て「かっこいい」と思い、消防署に行き、話をいろいろと聞いて入団しました。救命講習や防火広報などがおもな活動です。ラジオパーソナリティとして日頃の備えの大切さも伝えています。
▽イベントなどでの演奏をとおして広報に注力
消防団歴21年 にたわきさん
音楽隊副隊長。高校時代は吹奏楽部に所属。消防団の父から音楽隊の存在を聞き、体験を経て入団。普段は農業を営む。
週に1度集まり、約2時間の練習を行っています。市のイベントや地域の祭りをはじめ、小中学校での鑑賞会などにも出演し、火災予防への関心を高めるための広報活動を行っています。
◆「消防団の1年」
○1月 出初式
令和8年1月11日(日)9時から
大淀川河川敷で開催!自由に見学できます!消防車両の展示もあります!
○4月 消防団員入退団式
新たに消防団に入団する団員に、消防団長からの辞令交付や訓示を行う式典です。
○5月 夏季訓練
基本的な動きや規律を身に付けます。
○7月 操法大会
火災時の消火活動を想定し、「消防ポンプの操作要領」、「ホース延長要領」などの安全性・迅速性・確実性を競います。
○8月 地域行事への参加
夏祭りやイベントに参加し火災予防などのPR活動をします。
○10月 秋季訓練
救命処置の訓練などを行います。
○11月 消防と音楽のつどい
音楽隊やラッパ隊の演奏、女性分団の寸劇などで消防をPRします。
※本年度は開催地改修工事のため開催しません。
○12月 夜間特別警戒
夜間に地域を巡回して、火の用心を呼び掛けます。
◆消防団員を募集しています
あなたの力で救える命があります。私たちと一緒に「大切な人・地域」を守りましょう!
◆YouTubeで公開中
宮崎市消防団 プロモーション動画
消防団の活動を紹介しています
●SDGs11 住み続けられるまちづくりを
火災を未然に防ぐ予防対策を行い、火災の場合は被害を最小限に抑えられるよう活動する。
問い合わせ先:消防局総務課
【電話】32-4902【FAX】27-8675
